Grado gs3000e 神の代物

eイヤホン秋葉原店にて購入

インプレッションですが、バックコーラスがハッキリと聴こえます。それも強調した様な聴こえ方ではなく自然な聴こえ方で。音の分離感（ステレオ感？）も非常に良いです。
それぞれの曲に置いて作曲者の意図が分かります。こだわりがある作曲者であればあるほど、その意図が伝わります。聴き慣れた曲でさえ新たな発見があります。
左右の音に、どこに何があって、どんな風に鳴っているかがハッキリ分かります。音の余韻も自然に伝わります

全てが素晴らしいです。高音や4khz帯で聴き疲れする事は滅多にありません（プレーヤーの選択が正しければ）
独特な甘い音色と広大な音場で表現される音楽は音楽そのものです。自然かつ音楽性豊かで、音色は豊富に、ダイナミックレンジの迫力にも感銘を受けました。次の音に移行するフェーズも大変自然であり違和感を感じさせない。大変上品でキレが良く空間表現も完璧。
オーケストラは自分が主役になったかの様になります。
曲によっては、とある空間に自分がいてアーティストが自分の為に全てをかけて歌ってくれている様な錯覚に陥ります。
それぞれの曲の背景が分かります。目を閉じるとストーリーが頭の中ではっきりイメージ出来ます。
今まで気付けなかったアーティスト達のセンスの良さ、天才さ、ジャンル問わず様々な曲の可能性を教えてくれます。
基本的にヘッドホンを装着した時の圧は弱いですが上部のアームを曲げて調整します。
個人的には問題ありません。ベッドで目を閉じて音楽を聴いていると、よくヘッドホンを装着していたかどうか忘れる時があります。
音の出所と音色が自然過ぎて、そのまま良く眠りに落ちます。


マイナス点
①外で聴ける様な代物ではない
外に持ち出して何度か聴きましたが、魅力が10/1になります。開放型故に外の環境音に大変影響されやすく、このユニットの良さが全く伝わりません。家ですら部屋の広さによって影響されます。個人的に、防音処理されている狭い部屋が本領を発揮できるかと思います。
②音場が広過ぎる時がある
ここは送り側のユニット次第で解決出来そうですが今の所マッチするDAPやアンプにたどり着けていません。現在ハウジングの開放部分にサランネットの様な物を被せて好みの音場に調整しています。
③最大の問題点　作りが雑
ネットの口コミでも多く触れられていますが、これぞグラドクオリティー　所々雑です。
L Rの印字の薄れ具合やハウジング部のネットの塗装ハゲ、パット部のハマり具合等...
しかしご安心を。音は超一流です。

GRADOらしさ溢れる逸品。

店頭での試聴のみです。

［試聴環境］
FIIO X5 3nd→同軸デジタル接続→マランツHDDAC１（DAC）→LINEOUT→cayin HAー1AMK2（phone A ダイナミックなサウンド）→GS3000ｅ

ロック系が良いと称されるGRADOですが、ロック系も良いですが、上記の再生環境では、classic、jazzとかも中々良かったですね。

迫力の有るマイケル・シェンカーの様なロック系は、圧巻。