商品レビュー
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See audio
Neko JP Version
- 高音の質
- 中音の質
- 低音の質
- 細やかさ
- 迫力
- 音場
- 遮音性
- 音漏耐性
ポタフェスの大注目機はやっぱりよかったです!!
7月のポタフェスでは色々なイヤホンを試聴しましたが,このSee audio Nekoが一番,印象に残っていました。それがとうとう店頭に並んだので,さっそく試聴に行きました。ちなみに私の愛機はやはりSee audioのKaguyaです。
ポタフェスでは代理店の方が,製品版でいうInt'l version(以下,「青ネコ」と呼ぶ)とJP version(以下,「赤ネコ」と呼ぶ)のプロトタイプを用意して,視聴者にどちらがいいか,アンケートをとっていました。当時の青ネコはまだ未完成の印象が強く,私は赤ネコを推しました。結果を見てどちらかを製品にするとおっしゃっていましたが,後で結果を伺うと,視聴者の反応は半々で「どちらも良い」というものだったと苦笑されていました。どちらが製品化されるのか,楽しみにしていましたが,結局,日本市場でだけ赤ネコが発売されるということに。これはうれしい展開!
試聴してみると,ポタフェスのプロトタイプと比較して,青ネコの完成度はグッと上がっていました。プロトタイプは情報量の多い曲では中域がゴチャつく印象があったのですが,製品版はキレイにいなします。実に美しい。低域〜高域までしっかりと鳴り,ハッキリ言って,Kaguyaをまくるバランスのよさです。
しかし私が好感を抱いたのは,やはり赤ネコ。青ネコと比較するとよりドンシャリで,低域と高域がより強調される印象ですが,それがすばらしく迫力があって気持ちがいい!!ESTドライバを4機登載するKaguyaと比較すれば,高域の伸びはやや落ちますが,そのかわり赤ネコは6機登載されたBAが迫力ある低域をより伸びやかに鳴らしてくれます。青ネコと比較すると,ちょっとだけやんちゃな印象ですが,今時の打ち込み系やEDMを聴くなら元気で楽しいかもしれませんね。上位のKaguyaとはまた違った,ポップな魅力を感じさせてくれます。10万円弱という価格がお買得に感じられる,優秀機です。
改めて,See audio社の調音技師たちの技術力の高さに脱帽です。
パッケージに描かれたかわいらしいイラストからは,See audio初見のお客さんにはちょっとお遊び的な商品のような印象を与えるかもしれませんが,なかなかどうして,ガチな高性能イヤホンです。どちらを選んでも後悔のないチョイスと思いますが,敢えて言うなら,青ネコはバランスがとても良いので,最初にこのクラスのイヤホンに手を出す方にオススメ。すでに沼って複数機をお持ちの残念な?紳士淑女は迷わず赤ネコまっしぐら,ですかね。
やきそばぱん さん
(2023/09/10)
4
満足度
5.0
高音の質
4.0
中音の質
5.0
低音の質
5.0
細やかさ
4.0
迫力
5.0
音場
4.0
遮音性
5.0
音漏耐性
5.0
color:規格なし