低音が気持ちいい

iPhone SE3+DAC3+SENNHEISER IE100PRO（イヤピースはAZLA Sedna Earfit MAX使用）

本体は鋳物のアルミにヘアライン加工を施し基盤をモナカ合わせにした様な物で高級感こそ乏しいもののシンプルでまあかっこいいと思います。また、ボタンは音量ボタンのみで端子も3.5mmシングルというシンプルな構成が潔く良くて好感が持てます。Lightning端子ケーブルが付属してるのも何気に嬉しいポイントです。

音質については、パワフルでぶっちゃけ楽しめます。低域が強調されているものの中高域とのバランスは非常に良く整っていると思います。低音が強めといっても無闇にゴリッゴリな訳ではなく、多くの人がこの低音の感じは好きなんじゃないかなと思います。

例えば、エレキベースやコントラバス、チェロなんかの表現力、バスドラムの迫力は中々のものです。反面、ピアノや高音の女性ボーカルの表現力は少しチープさというかデジタルぽさを感じます。この辺は使用するイヤホンやイヤピースで変わると思うので気にするほどの事でもないです。

ロックやオーケストラによる映画音楽なんかが良い感じで聴けますが、別にどんなジャンルでも楽しく聴けます。要は聴く側の捉え方次第です。

Musicのロスレス音源をメインに聴いていて、その際のiPhoneのバッテリー消費はかなり速いです。しかし、良い音との引き換えであり、減ったら充電すればいいだけの事と捉えれば、大した問題ではないです。

パーフェクトなDAC（そもそもそんなものが存在するのか疑問ですが）とは言えないかも知れませんが、かなり丁寧に作られた完成度の高い製品で満足度は高いという事で締めます。

【追記】
約2ヶ月間使用しての追記です。使い始めの頃の中高域のややチープな感じはすっかり消え、全域に渡ってよりクリアに洗練された音になりました。音質に至っては+0.5で5です。