商品レビュー
7件の商品が見つかりました。 1-7件を表示
NOBUNAGA Labs
Advance 8芯シリーズ(ヘッドホン用)
力強さや勢いの奥に隠された絶妙な味付け
〇オーディオ環境(据え置き):
・DACアンプ:K9 Pro ESS & C9 or AK PA10(iFi 4.4to4.4にて接続)
・USBケーブル:Audio Quest Carbon 0.75m
・電源ケーブル:FURUTECH The Astoria 1.5m
・電源タップ:BELDEN PS1650MK2
〇使用ヘッドホン:
・Focal RADIANCE
・HIFIMAN Arya Organic
上記環境にて本ケーブルを一聴してみて分かるのは、
上から下まで全体的に張りのある音質で、
聴き応えのあるパワフルなサウンドだという点です。
単純にドンシャリ傾向というわけではなく、
良い意味でもう少し複雑な要素を含んでいるように感じました。
中高音・中低音は近く、高音・重低音は一歩後退しており、
その間に主旋律やボーカルが少しだけ窮屈そうに収まっています。
また、基本的にはどの帯域も押し出し感が強くなるものの、
高音域はやや細く、低音域にいくにつれ太くなっており、
各帯域によって特徴のある味付けがされているように感じます。
もっと全体的に太いサウンドになると予想していたのですが、
そう単純ではなく各帯域のレイヤーを意識した、
凝った音作りになっていることに気付かされます。
各帯域が混ざり団子にならぬよう、
意図的に乖離させられているのかもしれません。
音場の広さについては、明確な頭内定位となっており、
蓼科とは逆にかなり音が近くなっています。
この音の近さと解像感の高さが相まって、
パワフルかつエネルギッシュな印象を受けるはずです。
オケやバラードをゆったり聴かせるようなタイプのケーブルではなく、
張り感のある高音、弾むような低音が加味される為、
洋ロックやJPOP・アニソンなどに適正があるのではないでしょうか。
意外とあまり聴いたことのない音作りがなされていて、
個性の強いケーブルだとも感じました。
無難なサウンドではないので、もしかすると合わせる機種によっては、
合う合わないが顕著になる可能性も否定出来ません。
ただ、同社の蓼科と同様にリケーブルすることで、
変化があったかな??という印象ではなく、
明らかに誰もが分かるほど音質を変更することが出来るケーブルですので、
現在使用中のケーブルに満足がいっておらず、
なおかつ上記のような音質傾向を愛機に加味したい場合は、
価格を含め第一候補に挙げて良い高性能なケーブルだと思えます。
本ケーブルにリケーブル後、60曲ほど様々な楽曲を聴いておりましたが、
ASIAN KUNG-FU GENERATIONとは特に相性が良いようで、
何百と繰り返し聴いてきた曲に、まだこんな素晴らしい面があったのかと、
新しい発見をすることが出来ました。
リケーブルの楽しさは使い慣れたヘッドホンや楽曲から、
新たな側面を引き出せた時にあるのだと再認識させられたように思います。
最後に蓼科の時も感じましたが、
価格を考えれば驚くほどのコストパフォーマンスを実現していますので、
NOBUNAGA Labsさんには感謝しかありません。
暫く、霧降豪と蓼科をその日の気分で変更するなどして、
楽しい音楽ライフを過ごすことが出来そうです。
ボーダー さん
(2024/08/17)
満足度
5.0
color:霧降 豪 (Kirifuri-Gou)4.4mm5極バランス/3.5mm2極モノラルミニ×2
力強く繊細、重い
霧降を所持していましたが中古で安かったため豪を購入しましたが、結果は大満足です。
試した機種 hifiman ananda
tago t3-01
タイトルの通り、音は力強く繊細なイメージです。どちらの機種にも低域に迫力がでて、音が一粒一粒出て、高域の雑味が消える印象です。
またヘッドフォンの総重量が代わるほどではないですが標準のケーブルに比べてかなり重いです。
ananda、t3-01共にそれなり重いので感じづらいですが軽いヘッドホンと合わせたら重いと感じるかもです。
霧降との比較ですが低域は特に変わらないです。変わったと思うのは高域です。霧降でも十分満足できると思いますが豪では高域の雑味がなくなります。プラシーボかもしれないですが力強さも変わっている印象がありました。
ですが通常の霧降でも十分楽しめると思います。
ぼん さん
(2024/02/29)
1
満足度
5.0
color:霧降 豪 (Kirifuri-Gou)4.4mm5極バランス/3.5mm2極モノラルミニ×2
厚みのあるダイナミックな表現力と弾力のある躍動感
TAGO T3-01に使用してのレビューになります。
こちらのケーブルは錫メッキOFCケーブルを8芯構成で編み込まれた製品という事で、中低域の密度感を重視した音質傾向で音の密度が濃くてエネルギー感があります。
特に低域の沈み込みが一段と深くなり、厚みのあるダイナミックな表現力と弾力のある躍動感がとても素晴らしいです。
また、低域表現だけでなく、分解能や音の粒立ちも良く、奥行きが出て音場の広がりをより感じられるようになりました。
ギターの弦の響きやボーカルの息遣いは生々しさがあり、目の前で演奏しているかのような感覚になりました。
ケーブルは太くて安心感があります。取り回しも問題なく扱いやすいです。ただ、ポータブル環境で使用されるとなると少し重量を感じます。※ケーブルの長さが1.8mなので自宅での使用を考慮した設計だと思います。
対応機種も多く、価格と音質のバランスが良い製品で、音が伸びやかで輪郭を穏やかにした温かみのあるサウンドが好きな方にお勧めしたい製品です。
JUN さん
(2024/02/29)
満足度
5.0
color:霧降 豪 (Kirifuri-Gou)4.4mm5極バランス/3.5mm2極モノラルミニ×2
プラグ交換して使用
MDR-MV1に使っているが音圧が増して 空間の見通しが良くなったが低域が出すぎる傾向にあり高域 中域のきれが欲しくなったためCF-7445(R) 4.4mm 5極バランスプラグに交換を行い好みの音になったと思う
リュナ さん
(2024/01/01)
3
満足度
4.5
color:黒龍 (Kokuryu)4.4mm5極バランス/3.5mm4極バランス【NLA-KYU】
霧降を"豪"快に仕上げたケーブル
主に中低音の量感や立体感、迫力が強化される霧降の良さをより高め、その上で全体的な解像度も底上げしてくれている、という印象があります。
低音の存在感が増すとどうしてもその他の帯域の存在感が相対的に下がってしまうことはありますが、霧降 豪は霧降の倍の線材を使うことで、全音域のバランスを保ちつつ解像度を上げ、その上で低音の存在感をよりしっかりと強調していると感じました。
純粋に予算に余裕があれば、霧降 豪のほうが満足度が上がると思います。
他ケーブルとの差分としては、同社の蓼科が中高音域の表現力向上だとすると、霧降 豪は中低音域の表現力向上、と捉えていいと感じました。
TN さん
(2023/12/30)
2
満足度
4.0
color:霧降 豪 (Kirifuri-Gou)4.4mm5極バランス/3.5mm2極モノラルミニ×2
繊細さは
4芯の方が高音の綺麗さがありさっぱりしてます。
こちらはけっこう圧がある太い音に感じました。高音も少しごちゃつき手前ですが、聞いてて悪くはないです。個人的には普通の霧降が好みの音でした。
マジョリカ さん
(2023/12/23)
1
満足度
4.5
color:霧降 豪 (Kirifuri-Gou)4.4mm5極バランス/3.5mm2極モノラルミニ×2
力感と高精細を両立した名作
タイトル通りです。
Clear MG Pro用に4芯版から乗り換えました。
外観は価格なりです。
全体的にマットブラックで統一されていて高級感はありませんが、編み込みの仕上がりや分岐端子周りの処理は丁寧で好感が持てます。
4芯版と比べて結構、重くなりましたが柔軟性は保たれていて取り回しは良好です。
音質は価格に対して優れています。
4芯版は心地よいブーミーさがありつつ意外と情報量が捌けるところが魅力でしたが、こちらは更に高精細に感じます。
Clear MG Proとの相性もあるでしょうが、リバーブのテールやピアニッシモで演奏される打楽器といったマイクロダイナミクスの向上が感じられます。
音場が広がることはありませんが定位の収まりがよく、前後の距離感が分かりやすいです。
周波数特性としては僅かなハイ落ち感があった4芯版と比べ、より上まで伸びやかに鳴っています。
ただ、やはり錫メッキ線らしいブーミーさに変わりはないので、華やかさや艶っぽさを求めるなら非推奨です。
4芯版も1万円代では抜きん出た魅力を持っていましたが、こちらは上位互換といっていい出来栄えだと思います。
こういう方向性のリケーブルで思いつくのはORBのClearforce Ultimateですが、こちらの方がローエンドの質感が好みでした。
低音の力感とハイエンドっぽい高精細感、どちらも欲しい人にオススメです。
名無し さん
(2023/06/01)
10
満足度
5.0
color:霧降 豪 (Kirifuri-Gou)4.4mm5極バランス/3.5mm2極モノラルミニ×2