骨伝導イヤホンの在るべきカタチ：BONE PHONE

Am〇zonにて字数制限に引っ掛かる寸前までレビューしているので、こちらではなるべく要点だけで簡潔に


＜本機の価値＞
「骨伝導＋完全ワイヤレス」という他よりさらに1つ先の開放感


＜主な特徴＞
・TWSとしての携帯性を持ち、かつ屋外でもケースによる充電が可能
・慣れれば片手でも装着できるほどイヤーカフ型としてうまくデザインされている　長時間着けててもほとんど痛くならないし、下手な骨伝導イヤホンよりもズレにくい　前作TW-1と比べたら雲泥の差　両耳で約19gと超軽量なのもポイント
・音質としてはドライバーが素直でトランジェントに優れる　低域がカチッとしながら中域以上を柔らかく丁寧に鳴らせる実力があり、骨伝導イヤホンとして音質的に不満は出ない　若干中高域がピーキーなのでEQなりで補正すると使いやすい
・apt-X Adaptive対応（当然普通のapt-X接続も可能）
・apt-X接続でも8-9時間程度持つバッテリーライフ　普通のTWSと比べても優秀
・IPX7相当の防水性能


＜問題点、ユーザーに厳しい点＞
・前作TW-1にあった「充電中、勝手にイヤホンが起動してしまう」という現象を完全に克服できていない
・感圧式の操作インターフェースが初見お断り仕様　試聴の際は注意
・マイク感度が低い　使うならマイクブースト必須
・手動での電源オンオフが不可（オートパワーオフは存在）　電源オンはケースの携帯が必要
・音漏れ耐性は並程度　正直問題と言えるほどのものでないが、前作TW-1と比べると結構下がっているため記載
・若干最大音量が小さめ　しかし最大音量では人のいる場所だと使えないレベルで音漏れするので、実用はさほど問題にならない
・専用アプリが無い
・マルチポイント非対応　求めている人は注意
・個人的な事だが、初期不良により新品同等品交換の対応を受けている　あまり言いたくないが、新品でもそれなりのリスクがあるということを自分は述べなくてはならない


＜総評＞
リスニング用の骨伝導イヤホンとしては完全ワイヤレスによる「圧倒的開放感」が最大の武器　価格対音質は普通だが決して不満は出ないレベルで、充電時のイヤホン起動問題（巷のレビューを見てもほぼ言及されてないので発生率はかなり低いかと）、低いマイク感度、単体での電源オン不可、マルチポイント未対応、以上4点を許容できるなら「骨伝導イヤホンの理想像」と言ってもいいぐらいの製品　個人的にも骨伝導イヤホンの中でダントツのお気に入りで、本機のような”BONE PHONE”としてのスマートさが骨伝導イヤホンとして真に求められるべきに思う　いい製品であるが、信頼のおける店舗で購入しても初期不良に当たる可能性があることは言及しておかなければならない　購入の際はその辺を意識しておいてほしい