商品レビュー
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FIIO
FH9 Titanium 【FIO-IEM-FH9-T】
- 高音の質
- 中音の質
- 低音の質
- 細やかさ
- 迫力
- 音場
- 遮音性
- 音漏耐性
人気がない?隠れた実力派イヤホンです!
試聴環境
DAP:Fiio M11 Pro(Pure musicモード)
ケーブル:同梱品 4.4mm5極
イヤピース:同梱品 SpinFit
音響調整用フィルター:ブラックフィルター
人気がないのかレビューがかなり少ないので、少しでもご参考になればと思いレビューします。
4月に購入したので、約3カ月ほど経ちますが使用時間は50時間ほどだと思います。
いい意味で個性が少ないハイブリットイヤホンです。
使用当初はハイブリッドイヤホンらしい低域の主張が強いドンシャリでした。
エージングが進むにつれ低域は締まりが増しより低いところまでよく伸び、中域が前に出てきて、高域が落ち着き、上もよく伸びます。
バランスは少し低域が上がっているフラットなバランスで、リスニングに適しています。
解像度も高いが刺さりはなく、全体に少し柔らかな印象、FH7ほど柔らかくはないです。
エッジが丸いわけではないが、柔らかい感じがするのが好印象です。
ボーカル物は適正な距離で定位し、女性ボーカルは艶があり響きが美しいです。
音場はセミオープンですが、そこまで広くなく、イヤホンよりちょっと外側まであります。
音は少し濃い感じで、ヌケもよく苦手なジャンルがないように思いますが、硬い音、エッジが立った音が好みの方には合わないかもしれません。
遮音性はセミオープンということもあり、あまりないです。
音漏れはそこまでしていないようですが、密閉型よりは漏れます。
フィッティングも大型のダイナミックドライバーを搭載し+6BAですが、よほど耳の小さい方でないかぎり問題ないように思いますし、重さが少しありますがバランスよく落ちてしまうこともないでしょう。
ケーブルが少し太いですが、柔らかいので取り回しもいいです。
鳴らしにくいことはないですが、出力のあるDAPや据え置きのアンプで駆動する方が、低域や高域の質が上がります。
特徴が薄く感じにくいですが、どこをとっても質が高く、バランスよく、少し柔らかい音質で、ずっと聴いていたくなるイヤホンです。
ぱっと聴きでは良さが分かりずらく、家でゆっくり音楽を聴く方にとっては、もってこいのイヤホンです。
イヤピースとケーブルは同梱のSpinFit、純銀ケーブルとの相性がよく、そのままで十分に楽しめます。
聴くジャンルや好みで変えてみるのもいいですね。
FH7の柔らかさと深さ、FH5sのヌケの良さ、FH3のバランス、とFHシリーズの集大成といったフラッグシップにふさわしい出来になっています!
あおデミ さん
(2022/07/10)
5
満足度
5.0
高音の質
4.5
中音の質
4.5
低音の質
4.5
細やかさ
4.5
迫力
4.5
音場
4.5
遮音性
2.5
音漏耐性
3.0
color:規格なし