女性ボーカルが伸びる。

AAW A2H＋をYongse　Elite　Ag4でバランス接続にして使用していたんですが、A2H＋の純正３.５mmと比較するために脱着していた時に入りがきついElite　Ag4の２pinが“ごめんなさい”まではいかないまでも曲がってしまって「おっふ！！」となり（なんとか修正）、KINERA Aceに代えることにしました。

リケーブル対応のイヤホンの沼に入りたて（貧乏単品オーディオから足を洗った身です。）の私にとってはお値段と機構どちらも魅力的でした。

環境は以下の通りです。
【再生環境】
再生機：Sony WM–ZX７０７　※５０時間エージング
設定：DSEE Ultimate、４.４mmハイゲイン
アプリ：Apple Music
イヤフォン：AAW A2H＋
試聴曲：残機/ずっと真夜中でいいのに。、糸/中島みゆき、SHININ'YOU,SHININ'DAY/Char、So What/Miles Davis

一聴して最初に感じたことは音の広がりの大きさでした。Elite　Ag4はモニターよりといったら良いのか音が前に出てくる感覚でしたがKINERA Aceは１~２歩下がったような感じです。決して曇っているとか奥まっているわけではなく、サラウンドのような感じと言えば伝わるでしょうか。
Elite　Ag4は４コア純銀線だけど低音もなかなか出る不思議な感じのケーブルでしたが、KINERA Aceは８コアでOFCとOFC＋銀なので単純に情報量が多い気がします。
音の傾向はOFCが得意とする中低域というよりは弱中高域よりな印象です。
A2H＋は低域が結構鳴るんですがこのケーブルに変えると少し控えめになります。なので低音のキック感や心臓が震えるような低音のズッシリした音が好きな方にはちょっと不向きかもしれません。
かといって低音が出ないわけではないですよ。
中高域については中域が盛り上がって高域がそれを追っかけるような感じの山になっているかなと、、、

女性ボーカルや管弦楽器はニヤッとするくらいに綺麗に表現してくれます。
女性ボーカルはサラウンド感のおかげか本当に耳元で歌っているんじゃないかと思うくらいに綺麗で艶っぽくなりました。
高域の子音が耳に刺さるといったことはなく綺麗に高域が伸びていくイメージです。

逆に男性ボーカルは１〜２歩くらい後ろに下がったような印象でした。
音量を上げると周りの音も一緒に上がるだけだったので出力をハイゲインにしたら大分よくなりました。
個人的な考えではありますけど４コアから８コアと倍になり線材も変わったので抵抗値が変化した影響もあるだろうと思います。

最初はそんな感じでしたが、２時間くらい聴き込みをすると不思議と「元々こうだったんじゃないか」と思えるくらいには私の耳には馴染みました。

長々となりましたが、低域を少し減退させて高域を伸ばしたい方や私のように気軽にバランス、アンバランスを切り替えたい方にはもってこいの製品だと思います。
何よりコスパ最強だと思います。

爽やかなカラーのケーブル

これ一本で2.5mm 3.5mm 4.4mmすべてに対応できる。
このお値段でこの汎用性はコスパに優れている。

ケーブル自体は非常に柔らかく取り回しはとても良い。
また程よい太さがあり絡みにくいのもうれしい。

2pinモデルは埋め込みには対応していないので注意が必要。

音も見た目も綺麗なケーブル

eイヤホンさんにて試聴機を見つけ、青く綺麗な見た目に惹かれてしまい買ってみましたが音も良く満足です。
音の傾向としては全体の解像感が向上し中高域寄りの音になります。また特に良いと感じたところは女性ボーカルなどの伸びですね。とても高く伸びてくれて心地が良いです。ただし、中高域寄りの音になるため低音が好きな人には物足りなく感じるかもしれません。
このケーブルの欠点としては良くも悪くもプラグの付け替えが固く力が必要なことで少し評価を下げさせていただきました。

届くのがめちゃめちゃ早かった

梱包が綺麗で支払いをした翌日にかなりの田舎までとどきました。中身も綺麗でした。

初リケーブル

MODEL 3 MOBILEに合わせました
初リケーブルで1万円前後のケーブルを何本か試し、ピンと来ず、これを試してみたら好きな音質だったのでこれにしました、見た目も気に入ったポイントです、高ければいいケーブルなのかと思いましたが、試してみないとわからないですね。

使用感のみのレビューになります

ケーブルの色は写真の通りでネット購入でもイメージは損なわないと思います。
同ブランドの先に発売されている端子着脱式のものに比べるとスッキリしていて端子の周辺の見栄えは良好。ただし、付替えの際には少し力が必要で女性には辛いかもしれない。個人的には非力な方なので辛い。