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商品レビュー

2の商品が見つかりました。  1-2件を表示

Nuheara

IQBuds2 MAX

総合満足度

5.0

外音を精密に再生するために作られたからこそ、辿り着いた音の境地

※長文レビューです 予めご了承ください


<音>
外音モニターに相応しい、柔らかめのニュートラルサウンド 語音明瞭度を上げる故か、ほんのりドンシャリ傾向


<良い点>
・補聴器にもなる外音モニターイヤホン 「ほぼ耳で直接聞いている」レベルの外音取り込み性能は他のTWSと比べ物にならない(但し自身の耳に合わせた取り込み機能の調整は必須) メーカーが謳う通りノイキャン時の圧迫感もかなり抑えられている(体感、BOSE QC30と同程度のノイキャン性能があるが圧迫感は全然本機の方が小さい)
・外音モニター故に超ハイスペックで、TWSの一般レベルを大きく超えている 好みは別にして単純に音のクオリティで言えばTWSで本機に並ぶものはいない
・ジッター&ヒスノイズ皆無 TWSのサイズ感でこれほどの音の純度と透明感、静寂感を生み出せるのか 音がどこまでも伸びていく様 音像や定位もかなりしっかり捉えられる 流石は外音モニター
・大音量でも音の割れや歪みが起こらない限界性能の高さ 増幅した外音を精密に再生することが求められている機種なので納得 実際、本機の音には全くブレがない
・シンプルデザインだが仕上げが綺麗で高級感がある 大きさの割に軽量でフィット感もとてもよい この手のメーカーであるだけに流石
・耐汗性・耐水性がある(製品HP質問ページでの説明からIPX4相当?) 高価なのでこれはうれしい
・TWSでは大変珍しいaptx-LL対応


<悪い点>
・外音モニター故に音の個性が弱いと感じやすい 確かに脚色のない普通の音だが、そんな批判を帳消しにしてしまえるほど音のクオリティが高い 「いい音出してんだからグダグダ言うな」と訴えかけてくる様 不満があればEQで染めてしまえる
・片耳使用(親機のL側のみ可)時ではタッチ操作がきかなくなる 本機は耳に装着されているか否かの判断まで行っていて、両耳で装着しないと操作が有効にならないようになっていると思われる 音楽の再生/一時停止がタッチ操作でできなくなるのは多少不便
・ハイテクなイヤホンなのになぜかケースの充電端子がmicro USB 開発者がmicro USB好きなのだろうか
・多機能ゆえかバッテリーライフが他に比べ短め 「aptx接続(bluetooth ver5.0)+ANC+flac音源(44.1kHz 16bit)再生」の条件で使用していると、2時間程で残量が100% -> 45%程度になる 上の条件だと4時間弱といった感じ(公称最大5時間) 4時間もイヤホンで音楽を聴くことがないのでほとんど気にはしてないが、気になる方もいると思うのでここで言及しておく


<本機の外音取り込み機能と専用アプリについて>
外音取り込み機能は流石と言わざるを得ない 質は当然凄いが、コントロールできる部分も多い 具体的には以下の4つ

●音量:外音(人の声+その他環境音)の音量調整 補聴器目的の増幅も可能 ワンタッチでノイズキャンセリングが可能な「外音OFF」もあり、効きはかなり強め(体感だがBOSEのQC30と同程度) アクティブノイズキャンセリング(ANC)もあり、こちらは高域成分除去能がさらに高くなる印象 外音OFF、ANC中は以下の3機能を使うことはできない
●SINC:環境音のアンビエンス調整 つまり環境音をどれだけ取り込むかを調整するもので、人の声にはほとんど作用しない強力機能 外音から人の声を正確に区別できないとできない芸当だが、それを難なくやってのけている それでも環境音を強く抑えると人の声の音量も少し下がって明瞭度が落ちてしまうので、音量調節で補うとよい
●外音EQ:外音に対しての周波数フィルタリング 減衰のみで増幅はしない また、そこまで細かなフィルタリングはできない SINCの補佐的機能で、特定の音域や環境音だけ抑えたい場合に使う 自分の場合、生耳の時に比べ取り込み外音内の擦音成分が多少強く出ているので、高域をフィルタリングして自然な聞き心地になるよう調節している
●フォーカス:背後の外音を拾うか拾わないかの設定 減衰量はそこそこ大きい おそらく背後担当のマイクをON/OFFする機能で、当マイクの情報を使えなくなるせいか本機能を効かせると外音再現度が多少落ちる 他にも、前方の外音との距離感(定位)がハッキリしたりする 今の時代難しいが、ライブフェスとかで使ってみると結構面白いかもしれない 本機は音量調節で耳栓も兼ねるので

音量、SINC、外音EQの組み合わせ次第でかなり色んなシーンに適応できる フォーカスはシーンを選びそうで適宜使ってくださいといった印象 個人的な要望を言うなら、もう少し外音EQを細かく調整できる機能を付けてほしかった

専用アプリでは上述機能の調整やタッチ操作のアサイン、調整内容をプリセット(最大7つ)として記憶できる UIもシンプルで分かりやすい そこまで負荷も大きくなく、A100シリーズウォークマンでもサクサク動いてくれる アプリの使い勝手はかなり良かった

もう一つ面白いのが、専用アプリから実行できる「Ear ID」という聴力テスト テストの結果から外音取り込み機能をキャリブレすることができる 聴覚のリファレンスを知っているメーカーだからこそ実装できた、聴力差を埋める革新技術
自分はテスト満点だったのだが、キャリブレ適用後の外音は擦音が少し強調されるように変化した 製品HP質問ページによるとキャリブレに用いているのはNAL-NL2という方式らしく、語音明瞭度を最大化するものだとか つまり人の声が明瞭化される方向でキャリブレされるということで、今回の変化と一致している感じはする 個人的にはEar ID適用後の取り込み外音には違和感があるので常用はしていないが、職場等で人の声だけを取り込みたいとき、上記の調節だけではどうにも上げられない声の明瞭度をブーストする目的で使っている


<総評>
一言でまとめれば究極のTWS 音の好みの問題がなければあらゆる面でTWSトップといえる性能を誇り、まさに"MAX"な製品 現時点でTWS最高額なので自分の中での要求レベルはかなり高かったが、その要求を満たしてくれる良製品だった 外音を精密に再生するために作られた製品だからこそ、辿り着いた境地だと自分は感じている


【追記】
後々分かったのですが、強い風切り音(扇風機の風量「中」以上)を拾うと自動的にフィルタが働いて風切り音を低減してくれます 風が止むと戻ります 煩い電車の中とかでは全く働かないので、音量の大きさだけでなく風切り音を認識して働いてくれる印象です 風が強い日は切り替わりが頻発するので、この仕様を知らないと故障だと思うかもしれません 個人的にはアリな機能だと思いますが、”拾った”風切り音量で判断してるせいなのか、人為的に外音EQでローカットして風切り音を低減しても切り替わりが頻発してしまうので、その辺をもう少し改善してもらえるとな、、、と思いました

tsurikinoko さん

(2021/05/31)

1

満足度

5.0

color:規格なし

現時点、最高峰のTWS

IQbuds2 MAXの音質を分かりやすく言えば…Appleの7万円するヘッドフォン「AirPods MAX」をそのまま小さくしたかの様な感じで、ややドンシャリ気味のモニター調の音質で、全てのTWSの中でもトップと言える音質で、ガチでヘッドフォンと比較しても良いレベルの音質です。

また、ノイキャン性能は現時点最強と言われるBOSE QCEよりやや劣るくらいで、ヒヤスルーの自然さと聞き取りやすさはAirPods proを確実に上回る性能です。

ただ、難点として…某ユーチューバーがあげた様な充電端子がUSB-CじゃなくMicro USBを上げる人も居るかと思いますが、そんなのはiPhoneを作ってる私には些細な問題。

その点よりも「工場出荷状態に戻す」方法がアプリが無くて、イヤホン本体を「電池切れにして、放置」する事でリセットできる事を知って、メーカーさんにはアップデートで構わないのでリセット機能をつけて欲しいと思いました。

eburico さん

(2021/05/11)

2

満足度

5.0

color:規格なし