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専門店スタッフに聞く!今おすすめのAndroid DAP 3機種比較!

普段から様々なオーディオ機器に触れているe☆イヤホンスタッフ。

DAP(デジタル音楽プレイヤー)やカスタムIEMなどの高級な製品も購入しているスタッフたちですが、一体どんな基準でオーディオ機器をチェックしているのか?

今回はAndroidを搭載したDAPに焦点を当てて、専門店スタッフに聞いてみました!

プレイヤーを選ぶ時の基準や、昨今のおすすめプレイヤーについて語ってもらいます。

スタッフ紹介

今回、集まってもらったスタッフは次の3人です。

ケイティ

e☆イヤホンのマネージャーのケイティです。以前は店頭でDAP担当やケーブル担当をしていました。最近カスタムIEMのAXHが届いてうきうきです。

ケイティ

のの

元・大阪日本橋本店スタッフ。現在は秋葉原で裏方業務をしてます、ののです。ゲーム音楽大好き。 アコースティック系のインストをよく聴きます。 インストを聴くので楽器音の再現性はイヤホン評価で大切にしてます。

のの

ベスト

秋葉原店のDAP担当のベストです! 最近は、CDリッピングに現在ハマっています! CDはまだまだ現役だ!

ベスト

BOB

WEBデザインやらバナー制作等をやっているBOBです。今回は進行で参加させていただきます。ウォークマンが好きですね~。

オーディオを選ぶ基準

BOB

様々なプレイヤーが出ている中で、専門店スタッフとしては、どういった基準でプレイヤーを選んでいるのでしょうか?

ベスト

最近はハイレゾ音源がたくさん配信されているので、それに見合ったスペックというか、「ちゃんと再生できるものかどうか」というところが第一条件です。

その次は、今のニーズだとストリーミング再生に対応しているかというのが大きいところです。

そして、バランス接続端子が搭載されているかどうかも重要になってくると思います。

ソニー 「NW-A100」:原音に忠実な音で、もたつき感のないAndroid搭載ウォークマン

BOB

プレイヤーも人気機種が多数発売されて、久しぶりにプレイヤー業界がアツくなっているんじゃないかな⁉という状況だと思います。

そのような中で、実際に皆さんがおすすめだという商品はありますか?

のの

最近発売されたものだとソニーのNW-A100シリーズですかね。

ケイティ

NW-A50シリーズの時も「だいぶ音が良くなったなぁ」と思ったけど、そこより更に上を行ってきたから。個人的にめちゃくちゃほしい……。

一同

(笑)

ケイティ

昔のソニーの音が苦手っていう方、たまにいらっしゃるんですけど。NW-ZX300シリーズが出たあたりで、ソニーのドンシャリした感じから丁寧で綺麗な感じになってきていて、聴きやすい傾向になってきているかなと思います。

今までのソニーの音があまり好きではなかったという人も、ぜひ一度聴いてみてほしいです。

ベスト

方向としては原音に忠実になってきていますね。

のの

この価格帯で他のDAPと聴き比べた時に、音源のミックスの仕方とか、音源の質に出てくる音質が左右されるような……なんだろう……。

原音に忠実でもあるけど、もっと言うと、音源に忠実な出力の仕方をするかなっていう印象です。

特に前モデルのNW-A50シリーズと比べると、低域の質に関しては明らかに向上したと感じます。

付属イヤホンも改良されている⁉

ケイティ

NW-A100シリーズはイヤホンが付属しているモデルがあって、歴代のAシリーズにはずっと付属しているんですけど、そのイヤホンが特殊で、A100と組み合わせることでノイズキャンセリングが使えるんですよ。

今まで付属だったイヤホンは筐体が大きかったり、あんまり耳に合わないってお声もいただいていたんですけど、今回付属しているイヤホンがめちゃめちゃ小さくなってるんですよ。装着感もいいし。

付属のイヤホンってあんまりいい印象がないと思うんですけど、音質もすごく良くなっているので。イヤホンもプレイヤーも持ってないけど買ってみようかな……って方は、イヤホン付きのウォークマンを買っていただけると、それだけでもかなりご満足いただけるクオリティになっています。そこも要チェックです。

ベスト

ノイズキャンセリングはNW-A100シリーズとの組み合わせ限定の機能なので、他のプレイヤーに接続してもノイズキャンセリング機能は使えません。そこだけはご注意ください。

ケイティ

今や有線のノイズキャンセリングイヤホンは貴重ですから。

BOB

確かにそうだなぁ。ウォークマンってずっとイヤホン付属で出してたよね?今、イヤホン付きでDAPを出してるメーカーって、あんまり無いよね。

ケイティ

全然無いですね。

のの

生産終了になっている機種が多いです。

ベスト

このイヤホンはNW-A100シリーズ専用なのでプレイヤーから直接給電ができるんですけど、本来ノイズキャンセリングイヤホンって充電が必要ですから。そうなると「もうワイヤレスでいいじゃん」って。そもそもの流行もあって、メーカーさんはワイヤレスに流れていく流れがあったんですよね。

見た目がカセットテープに変化

ベスト

NW-A100シリーズの特徴として、音楽再生している時にちょっと時間が経つと画面が変化して、まるでカセットプレイヤーで聴いているかのような演出が表示されるようになっています。しかもこれ、MP3だったりCD音源(44.1kHz/16bit)だったりとかハイレゾ音源とかで、カセットテープの種類が変わるようになっているんですよ。

一同

へぇ!!そうなんだ!

ベスト

ソニーが過去に発売していた安価なカセットテープから、一番高価なメタルテープなどの画像が表示されます。

BOB

それで今何を流しているかわかるんですね。

ベスト

カセットテープの種類を見れば、ハイレゾ音源だとか、MP3音源を流しているとか、視覚的に分かりやすくなっているんですけど…

判別用というよりは、楽しむのが一番の目的だと思います(笑)。

ケイティ

ファン向けのね(笑)

のの

なんといっても今年(2019年)はウォークマン40周年ですから。

ケイティ

TPS-L2(初代ウォークマン)デザインのNW-A100も発売されましたね。

ベスト

初代ウォークマンの見た目のケースが付属するモデルですね。うわ~、初代ウォークマン欲しい~。

ケイティ

そっち?!

 

Android搭載でも安定した動作

BOB

NW-A100シリーズは久しぶりのAndroid搭載ウォークマンということで、ストリーミングサービスのアプリなども使用できますが、そのあたりの安定性はどうですか?

ケイティ

YouTubeとかも観たりしたんですけど、動画再生も普通にサクサクに動くし、さすがソニーだなって感じですね。

ベスト

もたつく感は一切ないです。普通にスマートフォンと同じような速度感で使えるってところが、ほんとにウォークマンか?って思うくらいの印象でした(笑)。Xperiaか?って思っちゃうぐらいに(笑)。

BOB

NW-A30が出た頃は、初期のファームウェアだとすこしカクカクしていましたよね。そういった感じは全く無い?

ケイティ

全然無いですね。

ベスト

ソニーさんは、毎回新しいことに挑戦することが多くて、今回もすごく大きな挑戦だと思うんですけど。今までやってきたことの経験が活きているがゆえに、今回は最初のバージョンでも不満点みたいなもの殆ど出てこない……。

始めから完成された状態で提供されている感じがあると思います。

 

Hiby Music「R5」:濃厚な音に浸れる小型多機能Android搭載DAP

BOB

次はR5ですね。以前の機種のR6をベースに、新たなDACチップとか、バランス接続機能も搭載しているんだっけ?

のの

4.4mm端子を搭載していますね。R5をバランス接続が使えるDAPのおすすめとしてよく挙げているんですが、その要因のひとつは、4.4mmジャックに日本ディックス「Pentaconn」を使っているんですよね。

PentaconnはJEITAの規格に則って、厳密に寸法も決められて製造されています。接続の確実性はもちろん、音質的な面でも、すごく信頼度の高いジャックを採用しているっていうところが、おすすめできるポイントです。

ケイティ

4.4mm端子は、そもそも耐久性が高いしね。

ベスト

これから初めてバランス接続を試すという人には、2.5mmより4.4mmの方がやっぱりおすすめかも。

ケイティ

ちょっと前まで、4.4mm端子を搭載したDAPってもっともっと高かったんですけど、今だとこのくらいの値段でも4.4mm搭載のDAPが購入できるわけですから。敷居が下がってるっていうのも嬉しいですね。

のの

これから先のことはわかりませんけど、4.4mmっていうのが、

個人的にはポータブルオーディオのバランス接続の今後のスタンダードになってくるのかなと思います。

BOB

本当に増えましたもんね。ここ2年くらいで。

一同

増えましたねえ。

BOB

そりゃそうだって感じもしますね。4.4mmはソニーの元々の独自規格?

のの

「バランス接続用端子が乱立しすぎだから、4.4mm端子に統一しましょう」と提言したのがJEITAで、それを一番最初に採用したのがソニーなんです。

かつて3.5mmステレオミニプラグを開発したのがソニーなので、4.4mmを最初に採用したソニーがしっかり認知度を広めたっていうのも、ポータブルオーディオでは必然な話なのかなと思います。

ライブハウスのような音の濃さ

BOB

Android OS搭載、重さとか構成をブラッシュアップした、ミドルクラスの万能機みたいな印象があるんですけど、音はどうですか?

ケイティ

結構詰まった感じで、ギュッと凝縮されたような。空間が広いという感じではないんだけど、音の密度が高くて、濃くて無機質。でも、すごい楽しい感じの音ですね。

ライブハウスみたいな感じ?(笑) 

BOB

なるほど。

ベスト

解像度がめちゃくちゃ高いので、そこは音質が上がったなって、しっかり分かりやすいところだと思っていて。R5は最初のDAPを購入する方におすすめしやすい。

のの

そうですね。さっきウォークマンは音源に忠実だという話をしたんですけど、

R5はどっちかというと、解像度は高いけど、音源の質に左右されて良い悪いを表現しちゃうような感じの出方ではなくて、オーディオ的に音楽を楽しませてくれるような音だなって思います。

ケイティ

個人的にR5の好きなところは、USB DAC機能とBluetoothレシーバー機能が搭載されているところですね。

のの

R5って、「Bluetoothレシーバー機能を搭載しています」っていうことをそんなにプッシュしてないんですけど、実際は搭載してあって。僕もiPhoneで使ったんですけど、AACで接続できて、音も結構よかったので、これは推しかなと思います。

注意点があるとすれば、音の遅延が結構あるので動画を観るのには適していないことですかね。あくまでも音楽を聴くのに使っていただけたらというところです。

ベスト

処理的な部分がどうしてもありますからね……。それにしても、R5はいい機種ですよ。Hiby Linkも使えるので、スマートフォンから遠隔操作もできます。

サイズが小さいので、ポケットからすぐ出せるサイズ感ではあるんですけど、それでも……例えば電車の中でスマホを見ている時に曲を変えたいとか、音量上げたいとかっていう、音楽を聴く際の日常的な細かいニーズにもすぐに対応できるっていうところでは便利なので、万能で万人向けってところですね。

ケイティ

全部乗せ感があるね。

のの

ウォークマンが元々USBDAC機能とBluetoothレシーバーを持っていたところを削除してしまったっていうのが、単体での活用に特化するという変化があったと思うんですけど、R5はスマートフォンと組み合わせてHiby Linkで操作したり、USB-DAC機能であったり、他のデバイスからBluetoothで音楽を飛ばしたり、他のデバイスと合わせて使うっていうこともできる、懐が広いDAPかなと思います。

ベスト

そうですね。

BOB

なるほど。みんな違ってみんないいみたいなところがありますね。

iBasso Audio「DX160」:高出力、軽量、高品質ディスプレイのAndroid搭載DAP

BOB

最後に、iBassoのDX160ですね。

ケイティ

今人気ですよね~。

一同

あ~。

のの

圧倒的に出力が高いので、初めてDAPを購入する方だけではなく、オーディオ好きな人にもめちゃくちゃウケてる感じのDAPですね。

BOB

e☆イヤホンでも結構売れてますからね。

ベスト

めちゃくちゃ売れてる。

ケイティ

とにかく安い!

ベスト

画面もめちゃくちゃキレイだし、本体も軽いし、4.4mmのバランス接続もできるし。

もう、本当に言うことがないんですよ。

のの

ぱっと見、金属で重厚感あるのに、全然重くないんですよね。

画面もフルHDで表示ができて綺麗なんですけど、もし動作が重くなったときは、解像度を落としてもらったらサクサクになるかなと思います。

ベスト

Androidベースだと、細かい設定ができるのも良いですね。

のの

音楽を聴くためにめちゃめちゃアートワークを細かく見たい……というお客様が全てではないと思うので、そこはお好みで調整していただけたらと思います。

※2020年1月現在、現仕様製品は生産終了。

 

>> 中古商品はこちら

>> iBasso Audio DX160の製造についてのご案内

ソニー「NW-ZX507」:上位機種の技術を取り入れ、物足りなさを一切感じさせない最強のAndroid搭載ウォークマン

BOB

最後に……4機種目になってしまうんですけど(笑)。

最近ストリーミングDAPとして人気の、ソニー上位機種 NW-ZX507の印象を聞かせてください。

ベスト

僕大好きですよ。NW-ZX507。

一同

(笑)

ベスト

NW-ZX300シリーズで感じていた、ちょっとした音の薄さ?みたいなものを、完璧に整えてきたというか。

低域の厚みがちゃんとあって、本当になんというんでしょうね……物足りなさを一切感じさせない感じが個人的にはめちゃくちゃ好みで。

昔はNW-WM1Aを使ってたけど、こっちの方が今聴いていると楽しいかもしれないし、もしかするとこっちのほうが音が良いかもしれない…って思ってしまうほどです。

特に3.5mmのシングルエンド接続の音とか。

ケイティ
のの

うんうん。

ベスト

今回は回路が改善されていますからね。半田にこだわってたりとか、コンデンサーを変えたりとか、パワーも上がっていたりとか。シングルエンド出力は特に強化されていて。シングルエンド勢としてはめちゃくちゃ嬉しい。

のの

僕も基本シングルエンドで使うことが多いんですけど、前作のNW-ZX300シリーズでは、バランス接続で再生したら、音がもう全然違う。それはいい意味でもあるんですけど、シングルエンドでの運用も視野に入れる前提だと、他の価格帯のDAPも十分視野に入るような感じではあったので……。

今回、シングルエンド出力も十分にバランス出力と遜色ない完成度に仕上げてきたのは、かなり進化したポイントかなと思います。

BOB

機能的な部分としては、NW-A100シリーズとほぼ同じでしたよね?

ケイティ

ほとんど一緒ですね。

ベスト

使い方自体はほとんど変わらない。

BOB

違いは音?

ケイティ

音と形だけで、あとはバランス接続ができるかどうかぐらい。

のの

バランス接続があるっていうのも、結局音にかかわる部分なので、そこに尽きるかなと思います。

BOB

やっぱりこの2機種で悩むとなったら音と価格を見てもらうのがいいと。

一同

そうですね。

のの

さすがにNW-ZX507の価格になると、「ちょっとこれは厳しい……」と感じられるお客様もいらっしゃると思うので。

BOB

NW-A100シリーズで4万出すとなると、もう、かなり「ハマりかけ」だと思うんですよね。そうなると、NW-ZX507の価格も割と視野に入るのかなと思うんですよ。

俺も最近ロードバイク買うときに、5万くらいで買うつもりが12万くらい出してて(笑)

わりと悩める範囲の金額なのかなと。

ベスト

いけなくはないと思うんですけど…

ケイティ

一回、間に挟む人は多いと思います。

ベスト

将来、自分はこの沼にずぶずぶに入るなって分かっている人は、最初からNW-ZX507を購入する方もいらっしゃいますけどね(笑)

ケイティ

あとは、バランス接続に興味があるかないか、ですよね。

BOB

今お話を聞いた感じだと、最強のウォークマンですね。

DAPとして今までの機種以上に高音質で楽しめるのはもちろん、Android搭載でストリーミングにも対応。よりストリーミングをいい音で聴くことが出来る。そんなプレイヤーかなと思いました。