同じMoondropのAria2とRobinを経てKadenzを1年近く試しましたが、原音忠実ということでモニターイヤホンのエントリーとミドルの間では素晴らしいモデルではないでしょうか。
(ここからはAria2との比較になってしまいますが、)初めての有線がAria2でその次がこちらのモデルなのですが、劇的な違いを感じることはありませんでした。しかしそれでも音の伸び、音粒や解像度の高さは増しています。低音は多めではないですが、モニター枠なのでそこはイコライザーで。
付属にKadenz専用設計のEcho-B DSPが付いているので、そちらで歪みなどを抑えることができます。DACなどを買わなくても完結できるのは、スターターキットとしても購入しやすいです。
純正DSPの代わりにFiio KA13などのドングルDACを使用することで、より低音がタイトで迫力を増すことができます。中音や高音も同じく、特にメロディラインやボーカルなどがさらに近く感じ、EDMやダンスミュージックでなければベースラインや楽器、シンセ系が音場を強化されることで広がりを感じ、今どの楽器や音が鳴っているかなどの曲の全体を把握しやすくなりました。隠れていた音や音程、その楽器などの特徴がさらに詳しく分かります。
しかし、KA13に差し替えることで元々のモニターとしての特性を強化することはできるのですが、その代わりに曲の一体感は薄れてしまうような気がします。専用設計の純正DSPのままであれば曲の一体感や雰囲気を大切にしながら、原音忠実であることに加え流れるようにリスニング体験ができます。リラックスできて聴き疲れないのは純正の方だと思います。
KA13でも試すことで、1DDの特性や限界をさらに知ることができ、これからの多ドラとの比較もしやすく勉強になりました。
ここからやっとデザインの話になりますが、完全にデザインに惹かれて買いました。Aria2では塗装剥がれなど若干の不満もありましたが、Kadenzではそんなことはなく、Aria2に比べ幾何学的でシルバー(グレー)っぽい感じが個人的にとても好みです。
結局iPhoneではアプリとの接続が上手くいきませんでしたが、そもそものアプリのイコライザーに加え、たくさんのユーザーがKadenz向けに色々なイコライザーを提供し幅広い楽しみ方ができそうです。
まとめですが、デザインに惹かれて3万円以内で探されている方にはオススメです!