高音の質:50
中音の質:45
低音の質:50
細やかさ:50
迫力:45
音場:40
遮音性:50
音漏耐性:50
final A4000 を愛用していますが低音の迫力不足だけは不満だったので、低音重視で1万〜3万の予算で探して購入したイヤホンです。
全体のバランスが非常に良いです。
低音だけ見ると radius HP-NHR31 や intime 轟 などがズシンと低く沈み込みますが、他の音域が見えにくくなったり全体的にこもったりする。
その点この XBA-N3 は、迫力がありながら細やかな振動の低音と、ピアノの中高域、ハイハットのシャープなリズム感などが供にしっかり調和が取れていて素晴らしい。
装着感は、普通です。
ケーブルを下に垂らす古くからの方式で、耳の上にかける所謂「シュア掛け」が苦手な人には良いんじゃないでしょうか。
針金入りリケーブルでシュア掛けをする際は、LとRを逆にケーブルに取り付ける事で、円筒状のパーツが耳に当たる事を防げます。しかし自分の場合は上手く耳に収まる角度が難しく、針金を複雑な形に細工する必要がありました。
イヤーピースですが、付属のソニーのピースは全く合いませんでした。
トリプルコンフォートはレビューでの評価が高く期待したのですが、私の耳には全く収まらずすぐ落ちて全く駄目。シリコンもしばらく付けていると落ちます。
コンプライのイヤーピースが収まりが良く音質や遮音性も向上するので、これで決まりです。アジアンフィットではなく通常の細長いタイプが、イヤホン本体のデザインとマッチして見た目もカッコイイです。
リケーブルは、Sony独自規格なので他社製ケーブルはハマらない物があると店員さんに教えて貰いましたが、試した限りではonso、NOBUNAGA、radius のMMCXコネクターは問題なくハマります。
何本かリケーブルして、Sony純正のケーブルに戻ってきました。コレが取り回し・音質がいちばん優れていると感じました。
Radius HC-M100bt に取り付けると、超高品質Bluetoothイヤホンとなります。有線と比べると音質は落ちるものの、良く良く注意して聴き比べないと分からないレベルの変化なので、付けっぱなしにしてもいいくらいです。
しかし、Sony純正のN3bp付属の4.4mmバランスケーブルのコネクタがとても外れやすい。指で撫でただけで取れます。
細いデザインナイフの刃先でコネクタを無理やり広げてある程度改善させましたが、長持ちするとは思えません。接触不良による音途切れも発生します。
この点に不満があるので、1点減点です。
2016年の製品とは思えないほど音の完成度が高く、2020年代のイヤホンと並んでいても余裕で勝てる実力があります。
低音の品質が欲しいがその他の帯域もしっかり聴きたいと言う贅沢な人にオススメです。