SuperMini

小さ過ぎってくらい小さいのに音いいので楽しくなります。何よりそこです。FLACの音源なんてめっちゃいいと思いました。デザイン、アナログ感も良きです。

追記、いやほんとにいい。今のDAPは分厚さ解像度、ドライブ力＋音場の広さが基本だったから、superminiの密度が軽くてでも解像度あってクリアで空間表現もでき低音も十分な音は新鮮です。しかもパワーある。使い分けできるの最高ですね。HIFIMANのデジタル感すげーなー、まぁ結局はこの小ささですねやっぱり。

秋葉原店にて中古で購入しました。このサイズでバランス接続が出来るのと手汗が酷いのでボタンでの操作、そして何度も言いますがコンパクト！以上の3点が購入理由です。購入後に起動の速さには改めて感動しました。3.5ノーマル接続だとやや解像度が低いものの元気なサウンドに鳴らしてくれますが3.5バランス接続だと元気なサウンドはそのままに解像度も上がり隙のない音質になります。唯一このDAPの欠点は3.5のバランス接続できるケーブルが少ないのとケースがほぼほぼ無いことです。それ位満足できるDAPだと思います。

〈総評〉

ポータブルで音楽を楽しむ上で、「軽くてコンパクトで気軽に持ち出せること」「バッテリーの持ち」、これはとても重要な性能だと思います。その点、本機は文句なく素晴らしいと言えます。その上、私にとっては望外の良音質であり、自然、最近はこればかり持ち出すことになっています。

〈デザイン〉

大変コンパクトで、特に薄さは際立っています。全体はミニマルな石版状で、主要な操作ボタンの配置、形状とも適切と思います。マットブラックのアルミ筐体の質感は十分高いと思います。

〈音質〉

購入前に5～10万のDAPをいくつか試聴しました。（AK70、DP-X1Aなど含む）また私のメインは、iPod touch(HF Player) + HA-2です。それらと比べて、本機は、解像感や上下の伸び、音場の表現に関して、遜色を感じませんでした。分離感、スピード感も十分だと思います。少なくとも本機は安っぽい音ではありません。ただ、特徴的な色付けがなく淡々としているので一聴地味に感じます。それ故に下流側のイヤホンやヘッドホンの個性が素直に出るように思います。パワーは十分で、例えば、CL750（150Ω／89dB）も、余裕を持って駆動できています。バランス駆動に関しては、同一ケーブルで聴き比べたところ、アンバランスに対して、低音の締り、高音の分離感、クリア感の向上、などを感じることができました。耳の肥えた方には、物足りない面もあるかと思いますが、私にとっては音質に不満はありません。

〈使い勝手〉

テキストベースのUIは、シンプルで実は大変使いやすいのです。物理ボタンの配置が適切で、ブラインドで操作しやすいのも好印象です。予めフォルダ分けを考慮しておけば、曲の選択はスムーズです。起動、シャットダウンは素早くストレスを感じません。

〈機能〉

カード内の音楽データを再生する事に徹しています。機能を絞り込んで、詰めこめるリソースを音質に全振りしたと考えれば、再生音の良さも納得できます。

〈問題点〉

私の使っているマイクロSDカードでは、たまに音飛びが生じます。ギャップレス再生にはいまだ対応されていません。これらについては早急なファームアップを望みます。（満足度☆-0.5）

なお試聴の際には、FAT32フォーマットのマイクロSDカードが必要です。

以上、つたないレビュー、長文失礼いたしました。

ポータブルにおいて、軽さ、薄さは大正義ですよ！

それでいて音もよし！バランス端子だって装備しているんですから！

ポケットにさっと入れて、さっと聴く。薄いので鞄の隙間にもすっと入ります。

タッチ操作は無いので使い勝手に難ありなのかと懸念する方もいらっしゃるでしょう。

ボタンはわかりやすく、ポケットの中に入れたままでも操作は十分に出来ます。

他のDAPでこのお手軽感はなかなか得られないのではと思います。

そして音もいいんです。こんなスリムなボディから、強烈なパワーでイヤホンを鳴らしてきます。

このパワーを得たイヤホンは、その実力を十二分に発揮することになるでしょう。

このイヤホンはこんな音がなるのか！と久しく聴いていなかったイヤホンまで引っ張り出してしまいましたよ。

音はフラットな印象ですが低音がやや強いです。

この強い駆動力が音に「芯」を与えるのか、粒立ちの良い、柔らかめでコシのある感じです。

それでいて音の輪郭がぼやけるようなこともなく、解像度の良さを感じ取れます。

音の広がりはイヤホン次第なところもありますが、そこまで広いという感じではありません。

総じてバランスの良い音に、DAP単体でも十分なパワー、軽くて薄くて持ち運びやすい、ポータブルするには最強なのではないでしょうか。

UIがモノクロでテキストベースだったり、Bluetoothなかったり、USB-DACにならなかったり、バランス端子が3.5mmだったりと、まあ、その辺には目をつぶってあげてください。

そんなことは些細なことだと魂で理解してもらえるものでしょう！

かなりシンプルなテキストベースのUIですが、無駄なものがないので、逆に分かりやすく、反応も速いです。また、画面解像度の低さもいい感じのレトロ感を醸し出していると言えます。機能面・拡張性はかなり絞っており、BluetoothもWifiもなし。もちろんUSB-DACとしても使えません。その代わりバッテリー持ちはかなりいい方です（ロスレス再生で15時間ほど）。

肝心の音はしっかりしていて、特に低音が良く出ている印象ですが、全体的にバランスよくまとまっています。附属のイヤホンは見た目は地味ですが、実はなかなか優秀で、同社が別に売っているRE600にやや劣るくらいの音と性能といった印象です。買ってすぐ、そのイヤホンを本機につないで、早速バランス接続を体験できるのも一つの利点です。

アルバムアートなどを見ながら音楽を楽しみたい！という人には向いていませんが、DAPはとにかくいい音で音楽の再生だけできればいい！という人には十分候補になり得る実力があります。ギャップレス再生は現時点では未対応で、ファームウェアアップデートを待つばかりです。