M-200

初めて聴いた時の印象は中域強めで低域も高域も弱め…所謂カマボコタイプなマイルドサウンド、しかし大音量だと低域も高域もしっかり出るニュートラルサウンドになります。

音像重視で演奏者の手まで見えるんじゃないかってぐらいリアルです、音場は音源の録音環境やミックスによって耳元からスタジアムまで全然変わります。

使用感として、リスニングでは音源のミックスマスタリングレベルに大きく左右されるので作業用としての活用がおすすめだと思います。

元々V-Modaのドンシャリが好きだった自分からするとコモリ気味に感じましたがいざ作業で使うとギターの音作りが今まで使ったどのヘッドホンよりも追い込めることに気付きました。

ミックスマスタリングの際についつい盛ってしまう中域周りの帯域を削るのに必須アイテムだと思います。

リスニングの聴き心地としてはとにかくレスポンスが良く生楽器も電子楽器もそれぞれの良し悪しが顕著に出ます。

ボーカルも近くで聴こえて良いのですが音源によってはこもり気味になってしまいます。

気になる人はバランス接続にすればスッキリした音で聴けるのではないかと思います。

相性としてクラシックなど生楽器一発録音系ははとにかく最高です。

EDMなどの電子楽器系も元から余分な中域が存在していないので相性いいです、しかしボーカルや生楽器が混ざってくるとミックスマスタリングの技量によって全然変わってしまうので注意。

個人的には高域強すぎる北欧メロデス系が大音量でも刺さらず演奏もクッキリ聴けておすすめです。

作業用としてミックスはもちろん、大音量でも刺さらず音程も打楽器音もクリアなので演奏時のモニターとしてもいいです。

自分にとっては思わぬ形で他のV-Moda製品よりも手放せないヘッドホンになりました、しかしV-Modaとうことでドンシャリ系を求めてきた人にはあまり刺さらないかなあと思います。

とりあえず試聴は必須ですね。

パッドが薄く人によっては痛くなるかも？本体も少し重めで装着感は中〜下って感じです。

M-100 Master 比較すると低音少なめな印象 かっちりした音なため好みは別れると思う。低音は少ないがしっかり出ており中高音域がM-100 Masterより出ている感じで使い分けて使っている。リケーブルをするとガラッと印象が変わる為、好みの音に近づけることは可能。M-100 Master とリケーブルは同じにしてBispa趣/兆か趣/幸を組み合わせて使用してる。

まず最初に感じたのは、DJヘッドホンはこんなに重いのか!でした。その分、音場はすごい迫りくるものがありました。鉄道走行音を楽しみたくて買ったのですが、思った通りでした。昨今A&norma SR25を購入して曲を聞いたら、「あれれ、迫力がないなぁ…」と思いましたがイコライザーをいじったら素晴らしい味わいを得ることができました。どのプレイヤーにも合う1台だと思いますよ。