結論から言うと、AACコーデックでは音質・機能性共に最高レベルで、値段を考えると圧倒的な最適解という評価です。
Geminiのバッテリーが終わってきたので次の機種を探しにeイヤホンで視聴しましたが、Svanar WirelessだったりGemini2だったりの高価格帯と比較してもAACで聞く限り好みの差でしかない領域にまできています。特に低音の弾力性がよく、ただ低周波の出力が大きいだけではなく質感のある音を出してくれます。中音域、高音域もレスポンスよく綺麗に鳴らしてくれて、初代Geminiよりも解像度は高く感じます。質感の良さは中高音域でも健在でこれが新しい磁性体なんとかの効果なのかなぁなどと思ったりしました。なんというか、音に形があるという表現がありますが、視聴した中で音の形を一番捉えやすい鳴らし方をしてくれるのがAZ100でした。PSYQUIの音楽とかやばいです、普通に。
EDMとロックを中心に聴いていますが、バウンス感のある低音がノリの良い音楽体験をしっかり支えてくれつつ、それでいて中高音域が埋もれることなく高い情報量を保ちつつ耳に届きます。
特筆すべきはその機能性の高さです。10時間以上連続再生可能なバッテリー、それなりに強いノイキャン、高速充電、マルチポイント、マイクのノイズ除去、使いやすいアプリなど、機能性に申し分ないのがとても良いです。またイヤホンの形状も耳にしっかりフィットし、ランニングの際にも外れる気配がありません。
初代Geminiは音質は素晴らしいもののバッテリーに難がありました。夜行バスでの利用やASMRを聴きながら寝たい時などはどこかでバッテリーが切れる、あるいはバッテリー不足の通知音で煩わされることがありました。AZ100ではそのようなことは全くありません。タッチ操作を無効にもできるので、バッテリーの長さ・ノイキャンの強さ・外れにくさと合わせて睡眠時の耳栓にも使えます。横向きで寝る方でサイズが気になる人は気になるかもしれませんが。
また通知音・動作音の音量を変えたりノイキャンをパーソナライズできたりと痒い所に手が届くのも企業努力を感じます。
いいところばかり書いてきたので欠点にも触れます。
初めはイヤホンの独特な形状が耳にフィットせず痛みを感じました。これは付属イヤピとの取り替えと慣れで気にならなくなりました。
また長時間視聴で耳が疲れやすいです。特徴のある低音か、中高音域の情報量の多さか、それとも独特な形状による圧迫か、原因はわかりませんが一旦耳から外して休憩したくなる時があります。Geminiもそうだったので私の問題かもしれません。有線だとあまりそういうのは感じません。
また解像度はどうしても有線には敵わないですね。TWSの中では高いものの、一つのパートにフォーカスして聴こうとすると音の分離感に物足りなさを覚えることはあります。
また、高音域はちゃんと鳴らしてくれますが艶を感じるほどではないです。これもTWSでは中々難しいところですが。
とはいえ後者3つはTWSに固有の問題だとも思うので、形状と耳の形さえ合えばApple製品を使っているなどAACコーデックの制約下でTWSを選ぶのならダントツで最強のイヤホンだと思いました。
視聴時にできるかは分かりませんが、一度視聴して形が合わないと感じたら別のサイズのイヤピや別売りのイヤピも試してみると良いでしょう。