音質に関しては特定の箇所にフォーカスというより高音から低音までバランス良く鳴らしてくれるので、弱ドンシャリなメイン機として使用出来る製品です。
それぞれ見ていくと
まず低音はクリアであるとか質が良いのは当然として、BA機の割にとても量感多く鳴らしてくれます。
BA機は低音が…というのがすでに時代錯誤感ありますが、この製品もBA機の最先端を感じさせてくれます。
ただやはり、多少は沈みこみを感じることが出来るかもしれませんが、頭に響き、余韻を感じる、そんな低音は出してくれません。
続いて中音ですが、ここはやはりボーカルですね。
BA機のクリアで明瞭、非常に近いボーカルを感じられます。
艶から掠れまでしっかり楽しめるアナログ感溢れるクオリティです。
別ドライバーを挟んでないのでハイトーンまで質感が変わらないのも嬉しいポイント。
そして高音。ここはよくあるBA機という感じで基本的に高クオリティなのですが、超高音域までいくと若干刺さりがあります。
ボカロ聴く機会が多いです!という方は少し気になるかもしれません。
全体で見ると
・低音嫌いではないけど主張し過ぎなのは嫌な方
・ボーカルを重視してる方
・打ち込み音声より生音声の曲をよく聴く方
こうした方にオススメです。
そしてこのイヤホンはスイッチ切り替えによるチューニング変更が出来ます。
もちろん劇的に変わるわけではないのですが、変わったという認識が出来る程度には変わります。
基本的な性能をオススメするポイントとしたいので、ここはあくまでおまけとして簡潔に。
・アンビエンス
このイヤホンは全体的に縦に広いのですが、低域が横に広がります。
低域が若干前になり低域本来の深さを耳で感じられますが身体に染みるような低音にはなりません。
・ビューティフル
全体的に横に広がります。低域はほんの僅かに後ろになります。
・ボーカル
中音域が前に出るというよりは低域がほんの僅かに後ろになり相対的にボーカルが強調されるイメージ
また、付属品としてイヤーピースが4種類、バランス、低域、音場、ボーカルとスイッチ切り替えと同じようなラインナップで揃えてあります。
スイッチ切り替えによるチューニング、それに対応されたようなイヤーピースで痒いところに手が届き
刺さる方にはかなり満足度の高いイヤホンになってるんじゃないかなぁという印象です。