高音の質:50
中音の質:45
低音の質:50
細やかさ:50
迫力:50
音場:45
遮音性:50
音漏耐性:45
日本橋本店にてじっくりと視聴させてもらったうえで即決で購入しました。
AAW の Z06 との聴き比べでしたが、正直いって予算があれば Z06 も買いたいところでした。ただ、DD+BAのイヤホンは他にも持っているのと、そもそも Bravery が第一候補だったこともあってこちらを選びました。
実を言うと視聴した際の印象は色んな人のレビューを読んで自分が抱いていた Bravery のイメージとはほんのちょっと違うような感じでした。全体としてフラットに近く中低音あたりの太さが音色を濃く感じさせるようなイメージで、音場も狭めでモニターライクでありながら聞かせるボーカルホンというのがわたしの想像上の Bravery でした。
これに対して視聴にてわたしの耳が感じたのはややドンシャリ傾向の音で、サブベースの一番低いところは Z06 よりも出ており、なおかつ高音域が刺さらず綺麗に煌めいていました。音色としてはやや寒色寄りですがドライ過ぎず適度な湿り気を感じました。思っていたほど濃厚な音ではありませんが、薄味というわけでは決してなく、どちらかといえば濃い音です。低音には弾力感があり、ボーカルはツヤツヤで、高音域はキラキラです。全体的にパンチのある元気な音ですが、消え入るようなかすかな音色も上手に表現してくれます。
音場についてはとても広いというほどではありませんが決して狭くはなく、とくに左右は広めです。定位と分離はさすがといったところで、解像度が高く音数がとても多いにもかかわらずどんな音もちゃんと聞き分けられます。また音の位置関係からだけでなく、音像そのものにも立体感が感じられ、臨場感がすごいです。
細かい性格を色々書いてみましたが、感想を一言でいえば「めっちゃいい音!」でした。
思っていたのとすこし違う印象だったことは上に書きましたが、これが元々の Bravery の音だよと言われてもそうかと納得したでしょうし、ボーカルホン!というほどボーカルにフォーカスした音ではないとはいってもボーカル部分の音質はとても素晴らしいですし、バラードなどの楽器の音色がおとなしい曲ではボーカルがぐっと前に出てきてため息が出そうなくらいよいです。
購入して帰宅後に聴いてみても上記の印象は概ね変わらず、それでふと思って調べてみたのですが、ゆるふわオーディオ日記さんというBLOGによれば、この Bravery24 は赤や青、赤青の Bravery とはチューニングが異なっているようです。またケーブルだけではなく筐体の形状も微妙に変わっており、実質的には3代目の Bravery といってよいものになりそうです。
このBLOGに出ている周波数特性の測定値における青Braveryとの差異はまさにわたしが視聴前に抱いていた印象と実際に聴いた印象との違いの通りですので、チューニングが異なっているというのはおそらく事実でしょう。そういえば購入時にお世話になったe☆イヤホンの店員さんも赤Braveryとはケーブルだけではなくチューニングもすこし違うと仰っていました。
まあ、わたしは以前の Bravery は聴いたことがありませんので断定はできませんが、購入を検討されている方はこの点を踏まえておかれたほうがよいかもしれません。とはいえ、おなじ Bravery…