音質:45
携帯性:45
バッテリー:40
拡張性:25
iFi audio への興味は主に以下の点
まずは、設計が英国製である事、PCM/DSD のそれぞれをネイティブ処理する Burr-Brown の DAC、GTO フィルター(GIBBS TRANSIENT OPTIMISED DIGITAL FILTER)対応のファームウェア、MQA デコード。
以前 hip-dac を店頭視聴してみましたが、その際には、「身銭を切る」ほどのものとは、感じませんでした。で、数ヶ月前に海外サイトで hip-dac2 のリリースと「MQA フル・デコード」の仕様を見つけてちょっと興味を持ちました。幸い、予想したよりも早く、日本でリリースされ店頭で視聴、即決して購入に至りました。これに、Apple iPod touch(7th gen/(PRODUCT)RED)を組み合わせてセットアップ。日本の iFi サイトでは hip-dac2 対応の GTO フィルターバージョンのファームウェアは落とせない様でしたが、「.com」の iFi サイトでは GTO 版の version 7.3C がリリースされているので、購入翌日にはこちらをインストールしました。ですので、日本で購入してそのまま使用している方と印象は少し違うかもしれません。
比較的、リリースされた時期が近いということ、同じ英国の出自ということで、Chord Electronics Mojo2 と比較したくなるのが性。両者から出てくる音の違いはとても興味深いものがあります。Mojo2 のサウンドステージは、とりわけスピーカーを鳴らしたときに、奥行き方向に立体的に美しく広がって、湿度を伴った響きを効かせてくれる様に思えます。対して、hip-dac2 は、演奏者のパートごとに分析的に聴かせてくれる様に思えます。どちらもとても魅力的で、捨て難い。あえて難を言うならば、パワーがありすぎること。普段使っている IEM DUNU studio SA6/intime 耀 などはギャングエラーが起こらないギリギリまでボリュームを絞って適切な音量になる、感じです。3.5mm/4.4mm output 用に夫々 iEMatchXX 揃えると、そこそこの出費を覚悟しないといけません。PowerMatch よりもむしろアッテネータ内蔵して欲しかた。
そんなこんなで、当面 Mojo2/Poly は据え置きのスピーカーを鳴らすシステム用に、hip-dac2 はモバイル環境で使うことになりそうです。
Mojo2/Poly -> Marantz PM-17SA ver.2(since 2007) -> Rogers LS3/5a(since 1989)
iPod touch(7th gen)/Onkyo HF Player -> hip-dac2 -> final C106(4.4mm Balanced) -> intime 耀[Yo]