TREKZ AIR 骨伝導イヤホン

骨伝導イヤホンなので、遮音性は皆無です。しかし、パッケージに耳栓が付属しています。また、音漏れは満員電車の中で普通に音楽が楽しめる程度の音量なら隣に立っていても気になりません。

音質ですが低音がとてもしっかり聴こえます。しかも、中音、高音もしっかりと聴こえ、綺麗です。また、バランスも良く、これ本当に骨伝導かよと思うほどの音質の良さでした。

運動中にも使用でき、私自身、ロードバイク に乗る時に使用していますが、最高です。周囲の音も聞こえ、自分の好きな音楽が一定以上のしっかりした音質、迫力で聴けます。

また、付属の耳栓もしくは、ご自身で用意された耳栓を使用すると、一気に臨場感、迫力が増します。が、やはりオープンの状態で低音をしっかり聴こえるようにしているため低音が必要以上に大きく、全体の音のバランスの中でかなりのウエイトを占めてしまいます。

また、耳栓をすると音質はかなり悪くなります。正確には元からあまり良くないのですが、骨伝導、オープンということで、多少悪くても音がはっきり、しっかり聴こえるため全く気にならなくなるのですが、耳栓をすると、一気に気になるようになります。

具体的には音が全体的にくぐもって聴こえます。臨場感はあるのに、音がくぐもって聴こえる違和感がどうしても拭えないです。

しかし、骨伝導イヤホンでこの音質と迫力は素直にすごいと感じました。

ランニングなど、スポーツをするときに使う分には、周りの音も取り入れられて良いのですが、電車内などの公共の場で使うと音量が漏れてしまいます。耳の近くに小型スピーカーをつけているような感じで、周りの音がうるさく音量を上げると完全に音漏れしてしまいます。

外でのランニング用として「耳を塞がない・周囲から見ても耳を塞いでいないことがはっきりわかる」各社のモデルをこれまで渡り歩いてきました。これまで使用していたものが断線してしまったため本品に買い替えました。

【装着感】

側圧は適度で３時間程度の装着なら痛みは生じませんでした。また、走行中にズレることもありませんでした。

このシリーズの下の価格のモデルより装着感が良くなっていると感じました。

【操作感】

ボタンは小さいですが、ヴォリュームの上下のような基本的な操作はランニング用のグローブをしていても問題なく行えます。

【音途切れ】

休日朝に都内の一般道と河川敷サイクリングロードを走行中に使用していますが、「結構途切れる」という印象です。

近くをBT機器を使用していると思われる人や車が通ると途切れているような印象です。

ただし、概ね１秒以内に復旧しているのでストレスになるほどでもないかと思います。

【音質】

耳を塞がないタイプとしては良い方だと思います。DAPのイコライザを使用しなくても問題ないバランスで鳴ってくれます。

ただし、同価格帯のカナル型のような音質では決してありません。

まぁ、耳を塞いでいないとはいえ、あまり音が良すぎても音楽に気を取られて危なそうなので、これくらいが適当だと思いますが。

【総評】

価格は高いですが、保証期間が長いこと等を考えると「ランニング用の実用品」としては良いものだと思います。