試聴環境
・デバイス
iPhone 12 Pro Max
・使用アプリ
iAudioGate
・イヤーピース
付属のfinal TYPE E ワイヤレス専用仕様
・試聴楽曲
YOASOBI「夜に駆ける」
ヤバイTシャツ屋さん「ハッピーウェディング前ソング」
日向坂46「アザトカワイイ」
bohemianvoodoo「A seaside hut」
Official髭男dism「115万キロのフィルム」
μ's「Snow halation」
KING OF PRISMよりOP「Shiny Seven Stars!」
・音源
FLAC(一部AAC-LCをいわゆる"ハイレゾ"にアップコンバートしたものもあり)
秋葉原店にてTWS04K、TWS04K-WHおよびTWS05Kを試聴しました。
・TWS04K
試聴しての第一印象は「低音がかなり支配的」というものでした。
様々なレビューでは「透明感」「バランスがいい」との記載がありますが、自分はあまそのようには感じることはありませんでした。例えば、「夜に駆ける」ではバスドラムの音が全体の半分以上を占めており、かつ締まりがないように聞こえました。
しかしながら、かといってボーカルや楽器隊の音が埋もれているかと言えばそうではありませんが、低音の後ろ側から聞こえてくるといった印象です。
音場については狭くはないものの、低音がかなりのスペースを占拠しています。
その他楽曲でも同様に低音が支配的であり、長時間聞いていると聞き疲れしてしまいそうな気がしました。
・TWS04K-WH
第一印象は「バランスがいい」というものでした。
TWS04Kと比較して音の重心が中高音に寄り、楽器隊もボーカルも同じ距離感で音を奏でているように聞こえます。
とは言っても低音の迫力がないわけではありません。他の帯域を邪魔しない程度で低音の主張があります。
「夜に駆ける」ではバスドラムが深い位置から聞こえながらも裏側でなっているギターのカッティング音を感じ取ることができます。
重心が中高音に寄ったことにより「アザトカワイイ」や「ハッピーウェディング前ソング」においてはボーカルやギターのリフが少しキンキンするように感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかしながら、自分としてはそのキンキンと感じる一歩手前で抑えられているように感じました。
この中高音の鳴り方については好みが分かれるところではないでしょうか。
・TWS05K
第一印象は「思ったよりもすっきりサウンド」というものでした。
ダイナミックドライバを2発搭載ということですが、思ったよりすっきりな音であると感じました。
「115万キロのフィルム」においてはボーカルおよび楽器隊がほぼ同列にいてどの帯域もバランスよく聞くことができます。バランスはいいのですが音場は広くなく、耳の近くで音が鳴っていて平面的であるように聞こえました。
ただ、前者ふたつのイヤホンと比較して「質のいい音」であると感じます。
結果として、自分の一番好み、かつバランスが優れていたTWS04K-WHの購入に至りました。当初はTWS04Kを購入する予定でありましたが、思ったよりも低音がブーミーでした。
これら2つのイヤホンは色が違うだけでなく、それぞれの音は大きく異なります。
ただ、どちらもワイヤレスイヤホンとは思えない音であることには間違いありません。
気になる方は一度試聴することをオススメします!