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商品レビュー

2の商品が見つかりました。  1-2件を表示

HIDIZS

S9

総合満足度

4.5

音質

4.3

携帯性

5.0

バッテリー

4.0

拡張性

4.5

携帯性と音質の両立

自己給電の備えた本格的なポータブルアンプは、スマホを2台持ち歩くみたいになってしまうので、Lightningイヤホンアダプターの置き換え用として許せるサイズということで、この製品を購入しました。
Type-Cポートを備えているので、終焉が囁かれるLightning規格のプラグ接続の製品よりライフサイクルが長そうなのも購入決定のポイントです。
ただ、iOSデバイスとの接続は、カメラアダプター(別売)=Type-A to Type-C変換アダプター=Type-Cケーブル=本体とチェーンする必要があるため、どうしてもゴタゴタするし、ディジタル信号とはいえコンタクトを増やすのは精神衛生上良くないです。
日本代理店では紹介されていませんが、OTG機能付きLightning to Type-Cアダプターが本国サイトで入手可能です(自己責任で)。


製品の質感については、粗探しをしなければ問題なく、ある程度所有欲を満たしてくれます。
セールスポイントの一つでもある光るロゴは、サンプリングレートによって色が変わりますが、レートが上がるにつれてグリーン→ブルー→レッド→ホワイトというのはあまり直感的ではないですね(中華ブランドにこのパターンが多い気がする)。
それに、ハイレゾでよく普及している96kHzの音源は、結局CDやストリーミング音源の44.1kHzと同じグリーンの分類になるので、光るロゴによってハイレゾを聴いているという満足感は得られにくいです。
なんだか、接待を伴う飲食店か遊技場のネオンサインみたいだしね。


使用中、本体はそこそこ発熱し、それが意味するのは予想以上に早いバッテリーの減りです。
長時間の使用を想定してモバイルバッテリーを持ち歩くとしても、充電中はLightningポートを占有されてしまって、この製品を使うことが出来なくなります。
そのため、リスニングスタイルによっては、(どうせ荷物が増えるなら)自己給電のポータブルアンプの方が利便性の面で勝ると思います。


音質は、iPhone付属のイヤホンアダプターと比較すると、当たり前ながら、雲泥の差です。
ベールを剥がすという形容が相応しいほどの情報量の向上に加え、低音域が揺るがなくなるため、堅固な土台の上に精緻に積み重ねられた印象の音になります。
わかりやすい例として、ハイレゾ音源のシンビラントは、いわゆる刺さる音にはならず、ちゃんと息が歯に当たる音に聞こえ、他の帯域がどれだけ騒がしくてもバスドラムなどのセンター定位の音はブレずにビシッと鳴ります。


iPhone Xからの送出で、DSD over PCMによる再生が可能なことを確認しました。
ただし、DSD256(11.3MHz)では音飛びが頻発します。
DSDデータのみで705.6kHz 16bit相当、それに8bitのマーカーが加わりますので、ビットレートは271Mbpsにもおよび、Lightning(USB 2.0)の理論最大転送速度480Mbpsに迫ります。
iPhoneでの現実的な再生の限度はDSD128(5.64MHz)のようです。

(他の使用機材 Westone UM Pro50 / onso 05 trans 2.5mm4極 MMCX)

ZYRPH さん

(2021/03/17)

4

満足度

4.5

音質

4.0

携帯性

5.0

バッテリー

3.0

拡張性

4.5

color:BLACK

電池サイズの小さな巨人

HidizsはもともとAP80シリーズの扱いやすさにハマって個人的に推しのメーカーだったんですが、「そろそろアンプ類も欲しいな〜」なんて思っていたところに同社から新しくUSBDACアンプが出ると聞き早速購入。使ってみると予想通りコイツもなかなかどうしてかゆいところに手が届く。着眼点がいい会社だなと思います。

使用環境
AP80PRO→S9→HD599(バランスケーブル)

【使用感】
AP80PROもESS製のひとかどのチップを積んでる良いプレイヤーなんですが、やはり旭化成のハイエンドチップってすごいんだな…と思わさせられました。全体的に余裕のある音の太さになり、ハコの広さも増してゆったりしている。直挿しではどこかカタブツさが拭えなかったHD599も一皮剥け、バッチリ駆動してます。
アンプの類を初めて買ったので他と比較できるわけではないですが、有意に音の変化を感じられました。素晴らしいですね。

まあしかしなんといってもこのサイズで2.5mmバランス接続に対応しててバスパワー駆動ってのが本当に利便性が高い。単純にこれ通してスマホやPCをバランス化できると考えても便利。これより小さいバランス対応USBDACもありますが、2.5mmも3.5mmも両方備えてチップも上等のものとなるとなかなかないので、絶妙にうまいところを狙ったなと。

ちなみに余談ですが、バスパワー駆動なのでバッテリーをけっこう食います。まあスマホにもともと積まれているDACは省電力を第一にしてますから、それと比べれば仕方ない部分ではあります。そのへん気になる方はモバイルバッテリーを用意しておいたほうがいいかもしれませんね。

【互換性について】
パッケージには長短一本ずつタイプCtoCのケーブルとタイプAの変換コネクタがついているので、PCやAndroidへの接続はとくに手間取らないと思います。
本体説明書に英語で書いてありますが、PCはプラグアンドプレイでサクッと使えますし、Androidはデバッグモードを使ってOTGモードを有効化し、HiByのプレイヤーアプリを介すると使えます。

※追記…PCへの接続はプラグアンドプレイで一応音は出ますが正常に接続できないことがあるようです。自分の場合は海外公式サイトで提供されているドライバを使うと解決しました。"hidizs s9 driver"で検索すると出てくると思いますのでご参考まで

ただiOSは注意が必要で、OTG機能が内蔵されたタイプCtoLightningケーブルを別途用意する必要があります(同梱されてないです)。このケーブルがちと専門的でよく探さないと無さそうなので、林檎ユーザーの方はそこんところを把握しておいたほうがよいかもしれません。


総評するとコンパクト・音質・バランス接続の三役揃い踏みといったところで、良いDACだと思います。
かさばらず、本体を充電しなくてもバスパワーでサクッと使えてチップも上々。かなりオススメです。

Wintermute さん

(2021/02/05)

2

満足度

4.5

音質

4.5

携帯性

5.0

バッテリー

5.0

拡張性

4.5

color:BLACK