【デザイン】
デザインそのものはシックでシンプルですがブラックの塗装を身にまとったその姿は性能の高さを思わせる大変上品な作りになっておりさすがは日本の製品といったところです!ブラックと端子のゴールドのコントラストが美しい点も気に入っています!
【使い勝手】
☆良い点☆
本体上部の液晶がとても見やすくて良いです。リモコンが付属しておりボタン1つで機能や音量を変更することができるため大変便利です。本体フロントにたくさんの端子がありヘッドホンやイヤホンを使い分けて楽しむことができる点も大変素晴らしいです!
*悪い点*
ウォークマンと本体を接続するケーブルが短いため曲を変更する為にわざわざ本体の近くまで寄らなければならない点は是非改善して欲しいです。
電源ケーブルが太すぎる点も少しインテリアに影響を及ぼします。MUC-B20SB1 より太いです。
【音質】
使用環境
デバイス: WALKMAN ZX300
ケーブル: KIMBER KABLE MUC-B20SB1
アンプ: TA-ZH1ES
ヘッドホン: MDR Z7 or XBA-N1
☆ZX300 & Z7 直挿しとの比較☆
解像度が上がり1つ1つの音の粒がしっかりと表現されています。楽器とボーカルのバランスがとても良くどちらかが誇張する訳ではない完璧なバランスを保っています。ボーカルの息遣いやオーケストラのフルートの中を空気が通る音,ピアノでは演奏者がペダルを踏む音や特有の打鍵音までも忠実に再現されています。
☆ZX300 & XBA-N1 との比較☆
ヘッドホン同様イヤホンでも同じように解像度が上がり立体感が出ます。こちらはアンバランス接続ですのでZ7と比べると解像度の点では一歩劣りますがキンバーケーブルを接続した時と同じぐらいの変化が起こりました。
☆リケーブルによる変化☆
TA-ZH1ESではアンバランスでも十分な高解像度で音楽を聴くことができますがKIMBER KABLE を使用すると音の分離感が体感15%ほどアップします。このアンプに接続するのであればリケーブルは必然の選択であるように感じました。
☆音源による変化☆
以前はダウンロードした音楽を再生していましたが最近になりCDからALAC又はAIFFで取り込むようになりました。ZX300直挿しでも変化を感じることができるほどの効果を感じていた矢先,本製品を購入しました。このアンプに繋ぐとAACとALACの違いがよくよく聞かないと違いがわからないほどアップスケーリングされます。ハイレゾ音源に対してはよりハイレゾ化された感じです。音のキレが素晴らしく生々しさがより一層増します。
【音の空間】
20%ほど広くなりスタジオでの立ち位置までもが推測されます。個人的な感想ですが前方よりだったボーカルが真横に,パーカッションやストリングスなどは斜め後ろに後退した印象です。
【エージング】
WALKMANの取説に各端子200時間以上を推奨するとの表記がありSONYさんがエージングの必要性を主張するぐらいなのでTA-ZH1ESは同メーカーの製品として同じくらいの時間が必要なのではないかと思います。
1時間ぐらいするとアンプ本体がほんのりと温まり,気持ちアコースティックな音楽に対しては変化があったように思います。
【総合評価】
本製品の完成度は非常に高いものでありデザイン,技術ともに大変高いポジションにあるものと思います。購入し感じたことはMDRZ7をZX300+MUC…