高音の質:50
中音の質:50
低音の質:50
細やかさ:50
迫力:50
音場:50
遮音性:40
音漏耐性:40
シルバーイヤホンが一通り出揃い、BA以外全て購入使用してきた為、一連のレビューをしておきます。購入検討の参考になれば幸いです。
まず始めに、私が過去使用してきた主なハイエンド系イヤホンは次の通りです。
IE800、SE846、JH LaylaⅡ、Mellianus、Legend X、Major、DREAM XLS、ELYSIUM
シルバーイヤホンは購入順に次の通りです。
Silver1、Silver/RS、Silver/PD、Silver/BS(後に改良版へ更新)、Silver/KS
【使用環境】
DAP…SONY NW-WM1A
iPhone+Lotoo PAW S1
DAC…CHORD Hugo2
AMP…Phatlab PHAntasy II
最近シルバーイヤホンはiPod touchを使用
ケーブルはHP-Genuine/Acc(+音響核)、イヤーピースはSpinFit CP100の使用となります。
聴いた第一印象は、あまりにも自然で、Jazzを演奏している部屋に入った感覚を覚えました。
高中低の各帯域へ意識が全く向かず、ただただ音楽が身体に浸透してきます。
楽曲は選ばないイヤホンだと感じます。
スピーディーな楽曲やHR/HMなどの激しい楽曲も勿論の事、管弦楽やオーケストラ等のアナログ音源は特に気持ち良く鳴らしてくれます。
流石のフラグシップ機であり、音質は全ての面で他のシルバーイヤホンを上回ります。
KSの筐体サイズはPDとRSの間となりますが、厚みがBSよりも薄く、今までのものと比べて装着感が異なります。
私の感じる、他の1DDシルバーイヤホンとの相関イメージ
Silver1の系譜:雄大な包み込まれる低域をベースにした暖色系の艶やかな音色
→RSへと昇華
PDの系譜:深く沈み、弾む低域をベースにしたスピーディーかつ自然な音色
→簡略化してBSへと落とし込まれる
→極自然な現フラグシップ『KS』へと昇華
※ Silver1は既製筐体を利用、次作PD以降は専用設計された筐体となっており、チューブ音導管は無くなり、ノズルに向けてDDが直接マウントされている。
シルバーイヤホンは、最も難しいとされる低域の質が異常に高いのも特徴で、管弦楽やピアノ等のアナログ音源では、その空間表現を見事に再現します。
また、現代的なデジタル音源においても如何なくその能力を発揮し、上位機になればなるほど極めて自然な音色を紡ぎます。
最後に大事な事を一つ
シルバーイヤホンには、最近の高額なDAPやAMPは必要ないと感じます。
ヘッドホンを含む低能率ドライバーをも駆動させる事を前提としており出力過多となります。
ことシルバーイヤホンにおいては、低域の出過ぎやボワつきによる籠り感が助長され、微細な音が潰されてしまい、逆に音質劣化へと繋がりました。
なので、iPhoneかiPod…