高音の質：50

中音の質：50

低音の質：50

細やかさ：50

迫力：40

音場：50

遮音性：30

音漏耐性：30

人柱のつもりで購入。結果としては大満足でした。

本機の最大の特徴は透明感です。音場が広く、濁りのない音が、左右に爽やかに広がるような音質です。たとえるなら、湧水をすくいあげたような、すっきりとして清浄な音がします。「いかにもBAらしい」音というものがかつては存在したのですが、そのような違和感というか味付けはありません。このドライバはこういう音がする、というものに対しては、ある種のアンチテーゼになっていると思います。

高級機はいくつも持っているのですが、このイヤホンには単なる価格で語れないような価値があると思います。たとえば、私はIE900なんかの結構な高級機も持っていますが、比較してみると、この値段で音質の良さに驚きます。IE900は、いわば一眼レフカメラです。短焦点レンズを用いた接写で、いわゆる「ピンぼけ感」のあるリアルな鳴りが評判です。これに対し、本機はたとえるなら、写実画です。ぼけ感はなく、全体を高精細に細い線で描いています。

けっこう最近の機種で、レビューもあまりなかったため、勇気がいりましたが、買って良かったです。

高音の質：40

中音の質：40

低音の質：40

細やかさ：45

迫力：35

音場：50

遮音性：50

音漏耐性：45

非常にぬけが良い、軽やかで開放感のある音色だと感じました。

帯域のバランスも良く、好みです。

高音の質：35

中音の質：40

低音の質：35

細やかさ：35

迫力：35

音場：35

遮音性：50

音漏耐性：50

各帯域の音のバランスは良く中域メインの音に感じました。

高域は刺さりませんが、ハイハットの音など細かな高域の表現は少し苦手かなといった印象です。

低音は少し物足りない感じがしますが、そのおかげかボーカルは非常に聴き取りやすいカマボコ型の音に感じます。

前機種のBA1基のものよりも音の見通しや解像度は上がっており、グレードアップしてる印象。

装着感もより良くなり、遮音性が向上してます。

細かな表現は上位機種に劣りますが、ボーカルメインで考えれば非常に聴きやすく、BA1基のカナルワークス、qdcの機種に比べて暖色系の音でBA1基の機種での選択肢の一つなると思います。