1970~80年代、まだネットも携帯電話も無かった時代に、写真を添えた
ゼンハイザーHD-400の噂は口コミと雑誌記事だけで広まり、
秋葉原電気街の各店頭を飾った巨大なオーディオシステムに必ず添えられていました。
大きく重い密閉型ヘッドホンしか無かった時代に登場したオープンエアヘッドホンは、
その軽さと、音場の広さで賞讃されました。
同時期に誕生したウォークマンにもオープンエアヘッドホンが付属しました。
あれから50年近く経ち、再びわずか80gのオープンエアヘッドホンを
Philipsが出してくれました。本当はゼンハイザーから復刻して欲しかったのですが・・・
単なる復刻版ではなく最新の技術が搭載され、
下記サイトからアプリをインストールすると
https://manuals.plus/ja/philips/tah2000-on-ear-wireless-headphones-manual
イコライザ、マルチポイント接続先一覧、遅延解消のオンオフ、
バッテリーセーバー、通話音声のイコライザ、通話音声のボリューム、
詳細マニュアル(英語のみ)が機能するようになります。
イコライザの効き目ははっきりと分かります。
現代風のドンシャリは無理ですが。
この軽さで26時間ももつ電池を積んでいるのですから、
一日中つけっぱなしにでき、軽いので付けていることを忘れます。
オープンエアヘッドホンなので音場が広く、外部の音も聴こえるので、
まるでスピーカーで聴いているようです。
そして信じられない低価格です。物価を考慮した実質的な価格は
HD-400を下回るでしょう。コストパフォーマンスも最高だと思います。