Donguri-楓（KAEDE）

高音の質：45

中音の質：50

低音の質：50

細やかさ：45

迫力：40

音場：50

遮音性：40

音漏耐性：40

donguriシリーズが好きで、ハイエンドモデルが欲しい！と思い今回購入させていただきました。

音茶楽のサイトにもあるようにエージングが必要かと思い、半年ほど聴き込んでからのレビューになります。

試聴していた際と出してすぐの違いは「思ったより低音が強い」という点です。ただ、低音を音量で鳴らしてくるという感覚より、個人的にdonguriシリーズの特徴であると考えている音圧で押してくるような低音ではあります。

こちらは聴き込んでいくにつれて落ち着いていくなと感じました。実際今はちょうど良い塩梅になったかと感じています。

次に全体的な音の特徴です。

高音は店舗の方も書かれているように刺さるか刺さらないかの絶妙な調整です。こちらはトルネードイコライザー様様だなと感じていて、煌びやかでありながら全くか気疲れすることがありません。

中音域は、一言に生々しいといえます。リアキャビネットの楓素材の影響かと思いますが、温もりのある一声の息遣いなどが感じられます。特にブレスの際にはなんとも言えない表現力があります。こちらは是非試聴していただきたいポイントです。

低音域は上記でも述べた通り、音量で出すというよりは音圧で出すといった感覚かと思います。ただ決して弱いわけではなく、ウッドベースやバスドラムのような低音域も小気味の良い低音を鳴らしてくれます。

自分はこの低音の出した方に惚れ、donguriファンになりました。

最後に、総評として。

個人的には自分の求めていた音を提供してくれたイヤホンだと考えています。ただ、先程述べた低音の出し方や、楓を使ったリアキャビネットの響きなどはどうしても人を選ぶ音であると感じました。

ハマればトコトン最高のイヤホンであることは間違いないです。なので、試聴は必須になるかと思います。