高音の質:50
中音の質:50
低音の質:45
細やかさ:50
迫力:45
音場:45
遮音性:40
音漏耐性:35
※満足度はイコライザー補正後の音質に対してです。→使用100時間で補正無しでも満足度は変わらずです
環境 Android携帯〜Fiio Q7(UHモード)〜純正4.4mmバランスケーブル〜本体〜スパイラルドット(安い方)
イコライザー補正前
第一印象 低音が強すぎて、特に200Hzあたりのベースラインが男性ボーカルにかぶってくる。高音は少しこもっているし、空間の広さもあまり感じなかった。低音好きなのでこれを選んだのですが、バランス的にこれはちょっとなぁと思い、イコライザーを使用。参考までに 200Hzをゼロ、14KHzを+7dbとし、そのあいだをほぼ一直線につないでハイ上がりにした。60Hzは+2、120Hzは+1。
補正後
一気に空間が広がり、上下左右見通しが良くなった。奥行き感もある。
高音は平面駆動の良さがでて、キメ細かく鳴らす。
中音ボーカル帯域は若干奥に位置し、立体感がでる。
低音は分解能良く、でもタイトすぎず、量感がある。
ZiiGaat ESTRELLA(ケーブル NICEHCK FourMix4.4mm、イヤピ SednaEarfit MAX)と比較すると、全体的な音の厚み、滑らかさ、低音の分解能力などはTyp622が確実に上だと感じた。まぁ価格差3倍だから仕方ないか。そう考えるとESTRELLAのコスパも凄い。イコライザー使用しなくて良いし。
スパイラルドット++も使ってみたが、中音が若干強くなり、高音にキレがなくなり、空間が若干せばまったので、普通のスパイラルドットにした。
本当はあまりイコライザーを使用したくなかったのですが、補正後の素晴らしい音を聞いたら、やむなしでした。イコライザーに素直に反応するイヤホンだなという印象です。ドライバーや筐体の基本性能が高いのかなと思います。
ただ、今後はリケーブルやイヤーピース探しをしていこうと思います。できればイコライザー補正したくないので。
自分好みの音にどうにかできる人向けの機種であり、それに応えてくれるだけのポテンシャルがある機種であると感じました。
もちろん視聴環境や感性や好みによって、人それぞれだと思いますので、参考までに。
追記2025.2.24
100時間程使用した結果、200Hzあたりの嫌な膨らみ、コモリが減り、高音域もしっかりでるようになりました。イコライザーは使わなくてよくなりました。
そのあいだに2pinをPentaconnEar端子に変換するプラグを手に入れ、手持ちのケーブルやイヤピをいろいろ付け替えてみた結果、ケーブル NICEHCK DuskSky、イヤピ コレイルBRASSがお気に入りになってます。標準ケーブルより音が全体的にやわらかく膨らみ、コレイルとの相乗効果もあると思いますが、左右の空間が広くなります。高音域の広がりも良いです。低音域は若干量感増えます。よりリスニング向けになった感じです。ヘッドホンANANDA V3の音をよりパワフルにして、鼓膜に近づけたような音とでも言いましょうか、絶品です。
細かな変化が感じ取れる機種で、とても楽しめる機種だと思います。