高音の質:50
中音の質:50
低音の質:45
細やかさ:45
迫力:40
音場:40
遮音性:45
音漏耐性:45
<視聴環境>
iPhone14ProMAX→[dd HiFi]TC28i m2→[Beat Audio]Oslo MKIV Digital Adapter Cable→[L&P]W2-131→[EFFECT AUDIO]Cadmus/8wire→本機
一度23年に仙台店様で視聴した時はiPhoneに直挿しの3.5mmアンバランス接続だったのですが、「それでもこれ程、音のバランスが良いのか」と驚いた事を覚えています。
当時は手が出なかったのですが、イヤホン買い替えの検討の際、あの音が忘れられずに秋葉原店様で再度視聴。
今度はW2-131を使用して4.4mmバランス接続にて視聴してみましたが、ボーカルの息づかい・刺さらない高音・優しく広がる低音に再度魅了され、購入を即決しました。特に3.5mmの時にも思いましたが音のバランスが素晴らしく、そこそこかまぼこに近いイヤホンと思います。ドンシャリサウンドを求める方にはあまり向かないと思いました。
(以下、エージング100時間超を経ての各音域・音場・遮音性の感想)
【高音】
澄み渡るような高音で、伸びやかです。中音への繋がりも自然で、刺さりやすいHHやCRなどシンバル類のアタックも丁寧に鳴らします。60Ωの抵抗により、余計なノイズが生まれづらいのか、シャキッと聴こえます。
【中音】
高音同様に非常に伸びやか。男性Vo.でも女性Vo.でも問題ありません。高音マシマシイヤホンですと、サ行やカ行の息づかいで一瞬刺さるような刺激を感じる事が私は多かったのですが、本機ではそれを感じませんでした。高音・低音との繋がりも見事で、滑らかに聴こえます。
【低音】
これだけ高音・中音が良いと低音の出力が心配でしたが、銀線にリケーブルしても低音は良く出ています。バスドラは少し固い気がしますが、ベースラインは暖かく、休符とのメリハリも感じます。中音との繋がりもしっかりしており、例えばずっと真夜中でいいのに。様のように音数が少し多いバンドの楽曲であっても低音が埋もれませんでした。
【音場】
これだけ各音域が満足出来るレベルで鳴っていますが、喧嘩する事なく良いバランス・繋がりで鳴っている為か音場は広めだと思います。後述しますが遮音性が高めですが、それでも広さを感じます。大ホールで聴いているような広さではありませんのであしからず。
【遮音性】
あくまで私の耳との相性ですが、かなり遮音性が高いです。(自分の耳との相性で、遮音性は4.5としました。)
購入検討の際は一度視聴・試着はしてみる事をおすすめします。
総じて非常に満足度の高いイヤホンでした。現在は納期未定ですが、購入検討の一助になれば幸いです。