高音は、きらびやかで、低音は強すぎないが、クセになる、広がりのあるように感じました。aac対応していないのは、少し残念かなと思いますが、iPhoneでも充分に再生できます。ノイズキャンセリングは、おまけ程度と思った方が良いと思います。

僕がこのイヤホンを購入したのは、air pods proの音質に不満を持ったからで、その点、すごくいい買い物をしたと思います。

TWSでは最初ankerの安いやつから、クリプシュの初代、jabraの70active、air pods pro、ハウスオブマーリーのリベレイトエアーと使ってきて、やはり、重視すべきは操作と音の好みだと感じました。

このイヤホンは全部物理ボタンで、音量操作も、曲送り戻しも出来てしまうので、安心感がすごいです。

音の好みはドンピシャで、たぶんですけど、高音に重心が寄りつつも、低音のクオリティが高く、傾向的にはair pods proの上位互換のような、心地いい音です。ただ、air pods proと違うのはノイキャンの効きが全然弱いのと、エアポよりはハマる曲とハマらない曲が出てきてしまうなぁ、という点です。

僕の普段聴く曲でも、ボーカルのリリックメインの曲なのか、それとも楽器とか、インスト含め全体で魅せる曲なのかで、印象が、オシャレさとか、カッコよさ、可愛さのポイントで大きく変わってしまいます。前者の場合、中音の質がボーカルメインの薄い音源なんかでは、すごく物足りなく感じます。なので、最近流行りの録音環境が若干悪めの曲なんかでは、エアポとか、jabraで聴いてしまいたくなります。トータルすれば、音楽を体験と考えている人にはもってこいのイヤホンだと思います。

あと、デザインも所有感あって、カッコいいです、オシャレですし。

MW07のホワイトマーブルのデザインがかなり気に入ったのですが電池持ちが悪いとのことでスルー。それがMW07 Plusになり電池持ちが改善されました。とても高音質で初めて聞いた時は感動しました。また、デザインが好きな人は買って後悔しないんじゃないかなと思います。現在中古だと2万少しで購入できるので興味を持ったら視聴することをお勧めします。

4ヶ月程度使った感想です。参考程度に見て頂くと良いと思います。

【良かった点】

・まず音質ですが、これは他の似たTWS（完全ワイヤレス）と比較してもかなり優れていると思います。

聴き始めて最初に耳に入ってくるのが綺麗な中高音です。BOSEのQuietcomfortにしろ、他のノイキャンTWSにしろ、大体のTWSは低音に中高音が呑まれかけてしまっています（もちろんそれでも音は良いと言えば良いのですが…）

それらと比較すると、MW07 plusは中高音が低音に埋もれず、かと言って高音域が主張しすぎている訳でも無い、まさにTWSの限界まで突き詰めた感があるイヤホンです。

・見た目が個人的にめっちゃ好きです。Master&Dynamicのデザインはどれも素晴らしいですね。と言ってもこれは個人の価値観によって違いますから、実際に実物を見て判断すると良いと思います。

【イマイチな点】

・装着感があまり良くありませんでした。耳の形は千差万別ですから、これも実際に試聴して確認するといいと思います。4万円は気軽に買える値段でもないでしょうし。

・ケースに傷が結構つきます。神経質な人にはあまりおすすめしません。

・ノイキャンはそこまで強くないです。大きすぎる音はほとんど消えません。強さを求めるなら他のイヤホンの方が良いでしょう。

【総評】

音質はずば抜けてると言っても過言じゃないでしょう。装着感が悪ければ元も子も無いですが、基本的に買ってあまり損はしないんじゃないかと思います。

ただ、さすがにAirpods proなどの利便さは無いです。あそこまでの使い勝手の良さは期待しない方が吉だと思います。

TWSに最も求めるものが音質なら、一考の価値はあるでしょう。

発売の時期から考えても、TWSでこのクリアな音質は飛び抜けていると思います。

中高音は、キレイに伸びていき、低音は締まった音でありながら量感も十分です。

TWSはどうしてもベールが掛かったような音だなという印象を持っていましたが、その印象を吹き飛ばしてくれました。

音質だけであれば、最近の「Club Pro」や「Truecontorol」等と比べても遜色ないですし、デザインの高級感等にも拘りたいなら、いまだにおすすめできるイヤホンです！

ちなみに後継機の「MW08」は店頭で試聴しましたが、伸びのない高音、ボワボワして量だけやたらに多い低音と、「MW07 Plus」の良いところすべてを失っています。個人的には圧倒的にこちらのほうが好みの音でした。