1stも気に入って出張時などの移動手段用として手放せない存在でしたが家でゆっくりと浸る時は澄んで余韻感あるTechnicsがメインでした。正直なところ音数のが多く低域増しましでミックスされたJ-POPやこれまた低域増強のRockを聴くとさすがに中低域あたりがしつこく暑苦しさを覚えたので聴くジャンルが限られていました。
しかし今作のgen2、シネマモードが追加になったくらい?と疑っていましたが進化の度合いを確かめたい好奇心から購入したところ詳細は明かされないものの明らかに音が違います。低域はより重く、ベースは地を這うような震えとして伝わってきますし開封当初これはイマーシブ?かと思ったら通常のクワイエットだったくらい音の空間的表現、パートによっては耳裏に回り込むような錯覚を覚えるくらい広さを感じました。
例えばロックならピンク・フロイド。やはり空間的な音作りに長けて浮遊感を感じさせる音がこの上なく心地よい。
JAZZ系ならボブジェームス。音と音の間にちょっとしたギミックを挟む遊び心溢れる曲が左右のあちこちからエフェクトが降り注ぐような錯覚を覚えたのには驚きました。
一方イマーシブも前作より音の定位が定まり輪郭も明瞭に。シネマモードはさらに迫力と歓声な がやや後ろから聴こえるくらい回り込みが凄い。前作は音像がぼやけて聴こえたのであまり使いませんでしたが動画コンテンツを見るのが改めて楽しくなりました。
音は不得意なジャンルが無くなり、動画もさらに楽しめANCはやはり最強。
これ以上言うことのない完成度、ほぼこれ一台で出張はもとより一日使いが事足りるようになったのでTechnicsの出番が減る事が目下の悩みです。
欲を言えば言えばケースを含めてもう少し小型化して欲しいくらい。ワイヤレス充電時ケースの真ん中でなくリセットボタン辺りに合わせないと充電が始まらないのはご愛嬌かと。
音質云々で言えば上はまだまだたくさんありますが全てをこなせる(付いていれば良いと言うことではなく)今作は間違いなくTWSの本来あるべき姿を体現してくれます。