高音の質:15
中音の質:20
低音の質:25
細やかさ:15
迫力:20
遮音性:30
音漏耐性:35
1ヶ月ほど使ってのレビューになります。
安価ながら優れたデザインを持ち、ノイズキャンセリングもついているのが魅力的で購入しました。
音質面について:
解像度やシンバルなどの高音の質が気になる程度で、値段相応に頑張っていると思います。
細かい点については他レビューが詳しく書いていると思うので割愛します。
デザイン:
蓋がないデザインが特徴ですが、使用上のメリットはしまうのが楽なくらいです。取り出す際はケース側面の棒部分を押し上げてから、上からつまむようにして取り出す感じになります。片手で取り出すのは少し難しいです。
バッグからうっかり床に落としてイヤホンが射出されたときは焦りました。
また、透明部分はキズや指紋がつきやすく、下半分のマットコーティングもすぐはげるので、きれいに使いたい方は何かしらのコーティングをしてあげるといいかもしれません。
遮音性:
本体ステムは縦長の楕円形で、純正イヤーピースも同様です。耳の形に合わないのか、遮音性は少し低いと思います。
ノイズキャンセリングの性能自体は大手ほど優秀ではないですが、音質への影響はほぼないように感じました。
しかし、本製品のノイズキャンセリングは(不良個体でなければ)相当な問題があります。
まず風切り音がかなりすること。
多少は覚悟していましたが、春先の強い風ではオフのほうが静かなくらいうるさいです。
そして、特定の高周波音に反応して「ノイズを鳴らしてしまう」点です。
これは致命的で、商業施設なんかの前で時々聞こえるキーンという音(ネズミよけ?)がするところを通るとブチブチ鳴り始めます。数秒ではありますが、無視できない音量です。
さらに強烈なのが近くを電車が通過するときに鳴るノイズです。
電車が近くを走るだけで外耳内が急に鼓膜ぶっ壊しゾーンへと変貌します。
これは比喩でもなんでもなく、すぐにイヤホンを外さないと聴覚障害のおそれがあると思われる音量でノイズが鳴ります。
原因は不明ですが、電車が反対側のホームを通過したとき、線路沿いを歩いていたときの2つのシチュエーションで経験しています。近ければより破壊力を増します。
以上の点から、当製品はデザイン◎、音質◯、ANC×××××(室外使用)といった感じです。
使いどころを室内に限定するつもりがないのであれば避けたほうが吉です。
デザインはすごくいいので話のタネにもってこいですが、普段使い用のイヤホンが欲しい人にはおすすめしません。