Liquidlinksのケーブルはコネクタパーツが特徴的ですが、こちらのケーブル例に漏れずパーツがカッコよく、水色のケーブルともマッチしています。また、ケーブルは少し太めですが取り回しは非常に良いです。

肝心の音ですが、これまで純銀線と言えば高解像度で高域寄りの線が細いイメージがありましたが、高解像度な点以外は全く真逆の音の変化があり驚きました。高音は伸びつつも刺さるような刺激はなく、中域はより厚く、低音はタイトでパワフルな音になります。

64Audio Nioとの組み合わせで使用していますが、Nioの良さを潰すことなく、全域に渡ってワンランク上の音になり、厚みが増します。

Liquid LinksのケーブルはこれとConti、Martiniを所有していますが、どれも音・デザインが価格以上に素晴らしいです。

このWest Lakeは光沢と色合いが絶妙に上品なブルーで、同社のケーブルの中でも特にルックスがいいと感じます。

音に関しては、5N単結晶銀ということですが銀線にありがちなハイ上がりではなく中低域に厚みが出るタイプで、低域から高域までとても高解像です。

Moondropの雪月花に合わせたところ、ドライで寒色系の音をしている印象ですが、合わせるイヤホンによって相性もありそうです。

ボーカルは前に出すぎず適度な距離、艶やかさよりはパリっとした解像感が強いケーブルですので、そういった傾向のケーブルが欲しい場合は良い選択肢となるかと。