店舗やイベントでの試聴レビューです。

ダイナミックさ、クリアさ、上下の拡張性、音の濃さ、全てに凄みがあり高級ケーブル群の中でも個性を確立しています。

一聴して、沈み込む分厚い低音とキレ、音圧に脳をヤラれます。

特にダイナミックドライバーを積んでいる機種にこのような変化が出やすいと思います。

このようなキャラクターのケーブルは大抵音場が狭いことが多いのですが、Ode To Lauraはむしろ広めの空間を演出していてその迫力と高級感に拍車をかけています。

欠点を挙げるとしたら、少々合わせるイヤホンや聴く曲を選ぶ可能性があるところです。

迫力はありますが少し暗めというか硬めな質感で、ゆったりとした曲や余韻を大切にしたい曲は良くも悪くも雰囲気を変える印象です。

また、ケーブルの取り回しも同社のSonnet Of Adamより少し硬めで芯のある感じです。

銅線らしいバランスに優れたサウンド。

解像度や音場の広さや音圧等、自然な範疇の中で音楽の邪魔をしない素晴らしいバランスです！

金線や銀線の煌びやかさやキラキラサウンドが苦手という方にはぴったりなのでは！？

イヤホンのキャラを変えずにより音楽に没頭したいという願望を叶えてくれます！

ネックと言えばその音質とトレードオフになってしまう点だとは思いますが価格と取り回しも少し硬めなところですね。