高音の質:50
中音の質:50
低音の質:40
細やかさ:50
迫力:40
音場:40
遮音性:50
音漏耐性:50
購入後に鳴らし込みが終わってのレビューになります。
プレーヤーはFiio M11 Plus ESSを使用しています。
あまり極端な味付けのあるサウンドではなく、モニター感覚で音源を素直に聞けるサウンドが好みでMACH80、W80、UM Pro50、UERRと購入してきました。
MACH80はW80のような中〜高音域にかけての伸びや抜けの良さを持ちながら、よりモニター寄りのカチッとしたサウンドになっていると感じました。
余韻や空気感、音の艷やかさや繊細さなどはW80にしかない長所であり、違うジャンルのサウンドだと感じます。
MACH80は余韻や空気感は減った分、くっきりさや音の厚みが優れており、よりモニターライクに高解像でオールラウンドに聴けるモデルになったと思います。
また全体的にW80より明るく抜けの良いサウンドになっていると思います。
MAC80…モニター寄り、くっきり、高解像度、厚みや力強さあり、音場はモニターライクで近めだが広がりや抜けの良さもある
W80…リスニング、柔らかめ、高解像度、繊細で優しい、音場は広大な空間に音が広がっていくような空気感のある広さ
といったところでしょうか。
そしてWestoneの凄いところは高解像でカチッとしたサウンドながら刺さったり機械っぽい音にはならず、あくまでもナチュラルなチューニングが保たれているところだと思います。
VEなど高解像でくっきりとしたスピード感のある音質でいいなと思った機種もありましたが、くっきり高解像でありながらナチュラルというのがポイントでWestoneに軍配が上がりました。
UERRと音の傾向は近いものがあり、MACH80の方がベースやキックの音がしっかり聞こえますが、こもりやボワ付きはなくタイトで分離感があります。
ギターやシンバルはUERRの方がしっかり聞こえますが、これはMACH80のほうがベースやキックもしっかりしていることからシンバルなどが特別目立つことなく上と下のバランスが良いためでしょう。
ボーカルの感じはMACH80、UERRと似ている気がします。
MACH80…それぞれの音がすべて高解像で、ドラム、ギター、ボーカル、シンバルまで全ての音がくっきり飛び込んできて音を一つ一つ聴ける感じ
UERR…ドラム、ベースはちゃんと聴き分けられるが一歩下がって土台として存在し、その上にメインとしてギター、ボーカルが存在しており、分離感もありながら一つの楽曲としてまとまっており、全体のバランスを感じながら聴ける感じ
となっていると思うので、モニターとしても得意分野の違うモデルとして、一つ一つのサウンドチェックに長けるMACH80、楽曲全体のまとまりやバランスを感じられるUERRと言った感じで使い分けできると思います。
また、MACHシリーズ共通してWシリーズよりモニター寄りにカチッとした傾向になっていると思います。
モニターというと同社のESシリーズがありますが、MACHシリーズはWシリーズやPro Xシリーズと比べてかなりESシリーズに近いサウンドだと思います。
ESシリーズのほうがよりカチッとしたくっきりサウンドで音は近めですが、MACH80にW80で使用していたeA…