所持でのレビューです。

僅かにかまぼこ「寄り」イヤホンだと思います。

サイズは同価額帯では比較的小柄ではあると思います。

低域から高域まで非常に濃厚な音質です。

上流によるとは思いますが、ポタの環境だと低域の主張はそこまで強くはないです。高域も突き抜けるほどの高域はないです。中低域～中高域が一番魅力のあるイヤホンだと思います。

据え置きになると低域はタイトで主張ありますが、他の音域を決して邪魔しないバランスです。高域もより伸びます。

サイズ：3.75

高域：4.25

中域：4.75

低域：4.25

高音の質：50

中音の質：50

低音の質：50

細やかさ：50

迫力：45

音場：45

遮音性：40

音漏耐性：40

VE10は特に中低域を思い切って絞ることにより低音をクッキリさせ、中高域から上を持ち上げてジャリジャリにするといったスーパードンジャリメリハリサウンドでした。

PHÖNIXは全く別のアプローチで中高低音域に特化した豊潤濃厚まろやかウェットサウンドでJazzやFusionを聴くとこれぞ高級オーディオといった極上垂唾サウンドです。

全体のバランスはフラット寄り＋更に中音域の艶々感を突き詰めた高級リッチサウンドになっている100％リスニング寄りのイヤホンです。

値段分の満足度は十分ありますが、逆に、例えるならアブラマシマシのコッテリツヤツヤ豊潤PHÖNIXに慣れてしまうと他のイヤホンがクオリティが高いにも関わらずアッサリサッパリ感じられてとてもつまらなくなる恐れもあります。

100％リスニングに偏った豊潤ピュアオーディオサウンドに聴き入りたい人にはとてもオススメですが、フラットモニタープロオーディオサウンド側にとっては劇薬となるイヤホンです。

高音の質：50

中音の質：50

低音の質：50

細やかさ：40

迫力：50

音場：40

遮音性：50

音漏耐性：50

使用環境は以下

DAP. M17

併用機　Legend X. & ODIN

本機の使用前に愛機としていたのが上記個性モリモリの2本で、もう1本はフラットな機種が欲しいと思いeイヤホンへ試聴に伺いました。

当初はfinalのA8000が目当てだったのですが、見つからずにウロウロしていると以前から興味のあったPHÖNIXを発見して試聴したら、あまりの音質にA8000が頭から吹っ飛んでしまい在庫入荷を確認した瞬間に購入してしまいました。

まず、他のレビューにもある通り、高中低の音域はそれぞれフラットで特化したものは感じません。

そして、やはり何かに特化したイヤホンの特化部分には及びません。

手持ちで言うと、Legend Xの深い低域、ODINの圧倒的な解像度、それに音場の広さでは両者に及びませんでした。

ただ、無個性かというとそうでもなく、本機は音の迫力と密度に特化したイヤホンだと感じました。

フラットであるが故、全音域の密度が非常に濃く、にも関わらず音の圧が非常に強いです。

その為、フラットなのに好みは大きく分かれるかもしれません。

前述の通り、深い低域と音場の広さではLegend Xに及びませんが、全域の音の密度と迫力でははるかに優り、解像度においてはODINに劣りますが、その分音がスカスカに感じがちなODINには無い濃厚な音を聞くことができます。

言い換えれば、上記の良い点に魅力を感じなければイマイチに感じてしまうかもしれません。

特に解像度に関しては、フラットな音質で高品質なのだから解像度は無条件に特化しているものだと勝手なイメージを抱いていたので、ここは当初のイメージとずれていた点だと思います。

そして、これは音質とは関係ありませんが、品質が非常に素晴らしい品でした。

価格を考えれば当たり前と言えば当たり前ですが、付属のケース、純正ケーブルの出来、ケーブルクリップ、フェイスプレートにシェルの高級感と隙がありません。

Vision earsの製品は本機が初めてでしたが、一気にファンになってしまった、そんな逸品でした。

高音の質：50

中音の質：50

低音の質：50

細やかさ：45

迫力：50

音場：45

遮音性：50

音漏耐性：50

店頭で何度か試聴して購入しました。

このイヤホンは一言で表すと「全音域が強い」。

高音域や中音域、低音域どれもがいい音で鳴ります。

低音確認用にLisaさんの「紅蓮華」を聴いていますが、

サビ前の「ヴンヴン」鳴っているところの音の振動、

２番Aパート付近のドラムなど、聴いてて気持ちいいです。

ただ、人によっては低音が物足りないと感じる方もいると思います。

その場合は限定版が合うかもしれません。

それから「全音域が強い」と言う理由のひとつに

「音の迫力」があります。

今まで聴いていたイヤホンの音がスカスカに聴こえるくらい、

音の密度が高い。

全身が音に包まれる……というより、

音がぶつかってくると表現してもいいぐらいの迫力を

自分は感じています。

ただ、その迫力がゆえに音が気持ち近く感じる方もいると思います。

「広大な空間で奏でられる音」みたいなものを求める方には

少々合わない可能性があります。

自分にとって「PHÖNIX」は、イヤホンへの欲を一回終わらせたと

思うぐらいの究極の１本と感じました。

正直、いくら言葉を重ねて的確に表現できない気がします。

ぜひ一度、試聴で至高の音を体感してもらいたいです。

高音の質：50

中音の質：50

低音の質：45

細やかさ：50

迫力：45

音場：50

遮音性：50

音漏耐性：50

まず装着感の良さに驚いた。耳に吸い付いて自然と耳の中にノズルが入ってくる。サウンドはやや高音強めのフラットで解像度、分離感、透明感が凄まじい。イヤホンに欲しい性能を全て兼ね備えている。ドンシャリが好きな方にはともすると凡庸に聞こえるかもしれないが逆に言うとそれ位整っている。そりゃ高額な訳だ。