操作性:40
画面表示(UI):35
音場:45
音の解像度:45
購入から1年ほど使用しており、現在はZX300が電池切れの時のサブとして使っています。
<操作性>
初回のSDカードの読み込みにほんの少し時間がかかる以外は、電源オンから操作可能になるまでの時間がZX300より速く、画面操作もサクサク動く感じで快適です。
特筆すべきはアーティストや再生したいアルバムを選択する時に、画面を右端から左にスワイプすることで表示される「インデックス表示機能」です。
再生したいアーティストや再生したいアルバムの頭文字が表示され、文字をタップすると、その文字が頭文字になっているアーティストやアルバムのページに、スムーズに移行でき、アーティスト数・曲数ともに多い私にとっては大変重宝しております。
<画面表示>
画面が小さく、アートワークの表示も粗いです。
浜崎あゆみのように1人の人間がアップで写っているものはあまり問題はないです。
ただ、ポルノグラフィティの『∠TRIGGER』のジャケットのように、人物が2人になると表示画像の粗さが気になり始め、FLOWの「26 a Go Go!!!」のようにジャケットに写る人物が5人になると、髪型や体つきでどれが誰だか、判別しなければならなくなります。
なお画面の小ささは、ポタアンと重ねる時にシリコンバンドが画面に重ならず、操作の邪魔にならないという嬉しい利点がありました。
<音質>
音楽を少しでも良い音で聴くために、アップサンプリングは常にオンにしております。
アンバランス接続だと、低音が強めなものの、音の籠りはなく、外出先でシンプルに音楽を楽しめるような音質となっています。
本領発揮のバランス接続(ACG駆動)の場合、音質は、ボーカルが近めのフラット傾向になり、ボーカルの歌声をより心地よく、それでいてギターやドラム、ベースなどの楽器のメロディーラインも細かく聞き取れるようになります。
流石にZX300ほどではないですが、解像度は高いです。
また、アップサンプリングやデジタルフィルターといった音質設定を駆使することで、より自分が理想とする音楽体験が実現できるかと思います。
私はその日の気分次第で、アンバランスとバランス接続(ACG駆動)を使い分けています。
余談ですが、ラジオの中で流れる音楽を良い音で聴けるのも個人的には嬉しいです。
特に、新曲の初オンエアの時とか・・・。
<アクセサリ>
ケースの選択肢は少ないです。私は、ないならデコってしまえということで、クリアケースを複数のマスキングテープでデコレーションして、自分だけのXDP-20として愛用しております。
<まとめ>
画面が小さく、アートワーク表示を粗い。さらにケースの選択肢が少ない。そんなデメリットに対して、どのような活路を見出すか。
多岐にわたる音質設定から、どのように自分が理想とする音楽体験を引き出すか。
現在では、サブ機として使っていますが、このDAPを最大限活用することを考えると、できることが多く、非常に奥が深いDAPです。