ライブ音源再生に適した、臨場感溢れる音質

Vento Conductor T-800

1DD（自社開発の φ8.5mm、ベリリウム振動板採用）と2BA（Knowles 社製）を組み合わせたハイブリット方式
自社開発の『O.A.C ミキサー』を採用

1. 開発コンセプト

   ダルマオーディオの初モデルとして、社長兼技術ディレクターの劉華がオーディオ愛好家に自身が一番伝えたい「音」を目指しました。これは2012年9月7日、劉華は東京芸術劇場コンサートホールにて開催された「Mai Kuraki Symphonic Live -Opus 1-」を鑑賞した際に、大きな感銘を受けて、ライブ音源再生に適した、臨場感溢れる音質をこのT-800で実現したいと考えたことによります。

2. 音質特徴

   臨場感溢れて、「アドレナリンどばどば出る　聴くエナジードリンク」と表現されるように聴いているだけで元気にあふれるようなサウンドです。特にハードロックやライブ音源に向きます。ケーブルやイヤピースの交換によって、音の変化が顕著に現れます。

3. 筐体素材へのこだわり

   リアハウジングはアルミニウム、銅、マグネシウムの合金のメッキ加工でできています。このような合金を採用することで寸法精度を出しやすいメリットがあり、流動性もよく振動を吸収する性能はアルミより3倍も優れており、共振を抑える効果があります。また、同様の理由でフロントハウジングとノズル部分は銅で作られており高級感を出すとともに、共振を抑制します。

4. O.A.C ミキサー

   開発コンセプトを実現するため、筐体内部には独特形状の『ホール』を設けております。社内で『O.A.C ミキサー』と呼ぶこのホールは、三つのドライバーからの音を同ミキサー内で集約し、パワフルに耳の方へ送り出す機能を持っています。壁や天井の素材が音を吸収するコンサートホールとは違い、筐体の金属は空気を反射し共振も起こします。そこで、精密な計算のもと『O.A.C ミキサー』により飛び交う空気を集中させ、さらに共振を減らし、音を送り出す方向をコントロールすることに成功しました。

5. ダルマオーディオとは

   2019年4月に中国深センで設立された新興Hifiイヤホンメーカーです。社長兼技術ディレクターの劉華は大学生時代よりイヤホンをハンドメイドで製作・販売しておりました。同氏は卒業後に大手イヤホン工場で技術者として勤務し、15年間にわたり安価な量産イヤホンから40万円クラスの数十基BAドライバー搭載の特殊モデルまで、様々なOEMを請け負った実績を持っております。そして、世界のオーディオ愛好家に自分が認識するいい音のイヤホンを届けたい思いを胸に、オーディオメーカーである「ダルマオーディオ」を設立して、同時に新ブランド「Vento　Conductor」（イタリア語で風の指揮者の意味）を立ち上げました。

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製品仕様

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■ スペック
ドライバー構成	φ8.6 mmダイナミックドライバー1基（ベリリウム振動板）＋Knowles製BAドライバー2基
インピーダンス	16Ω
音圧感度	メーカー情報なし
再生周波数帯域	8Hz～30kHz
ケーブル仕様	イヤホン側コネクタ：2pin 0.78mm プラグ径：φ3.5mm
本体重量	約11g(片側重量、ケーブル除く)
付属品	化粧箱×1箱 2Pin ケーブル×1本 イヤーチップ 3種（S/M/L サイズ）×1式 イヤーチップケース×1箱 取扱説明書兼保証書×1枚 イヤホン収納カバー×1枚