タイトルの通り非常に解像度が高いヘッドホンです。

低域は最低限に高解像度の中高域が印象的で、全体としては非常に寒々しいクールな音だと感じました。しかしリケーブルすると、遠めだった音がボーカルを中心に近寄り、力強く暖かみのある音に変化します。好みは人それぞれですが、リケーブル後の方が好きな人が多いと思います。

本体はApple系の格好良さがあります。遠くから見るとプラスチッキーですが、持ってみるとアルミの質感が良く、定価なりの高級感があります。装着感はやや強めで、またもう少しイヤーカップの可動域が大きい方が良かったです。エージングはしっかり行ったほうが良いと思います。(生産完了品なので新品で買う機会は無いと思いますが…)

高音特化型でとてもクリアなヘッドホンです｡

好きな人は､ハマるとおもいます｡

女性アイドル曲にいいと思います｡

欅坂より乃木坂の方があうと思います｡

他のヘッドホンではあまり聞いたことのないチューニングがされています。

寒色系の解像度の高い音が上から下まで出ていて、聞こえない音はないのですが、決して自然な鳴りかたではなく、明確な作為を感じる音作りです。

[高音]

まず高音が強く前面に出ています。印象としてはきらびやかで、金属音やサ行などは刺さる間際の強めで鳴ります。

[中音]

ボーカルなどは問題なく聞こえます。距離は近めでなっている印象です。解像度が高いので高音や低音に埋もれているようには聞こえません。

[低音]

低音はタイトな音ですべて聞こえます。多少ボワついている方が広がりは感じられるので、そういう意味では広がりや迫力は弱めですが、決して不足しているわけではないと思います。

総じて伴奏などもかなりきれいに聞こえるし、ボーカルも息づかいまで聞こえそうなほど上質です。

A2DC端子のケーブルを使えば簡単にバランス化できるので手軽ですが、端子が奥にあるのでイヤホン用のケーブルなどでは刺さりきらないことがあります。

本体の剛性はあまり高くなさそうです。ハウジング部分は金属製ですが、アームには一部プラスチックが使われています。50000クラスの価格帯ですので少し残念ですが、制振などの観点からはアリなのかも？

遮音性はあまり高くないので静かな室内での使用が一番です。密閉型ですがかなり音漏れします。

独特ですが全体を通してよくまとまった完成されたサウンドです。このATH-SR9でなければ出会えない音かもしれません。発売から3年経ち在庫も少なくなってきた今が最後のチャンスかも。

それまでイヤホンしか購入してなかった自分ですが、ふとしたきっかけでヘッドホンの音場が気に入ってしまい2台目に購入したのが本機です。発売から少し時間も経っており今現在あまり注目される機会がなくなりつつある本機ですが、事、高音の解像度に関してはトップクラスの本機を聴かないのは本当にもったない限り。まるでBA型のイヤホンか？と思わせる高解像度！高音好きのイヤホンマニアの方には是非聴いてもらいたい音です。値段の割にチープな作りではあり、持っているだけで満足感を与えてはくれませんが、それ以外は装着感といい素晴らしいヘッドホンです。ただ一点気をつけてほしいのは店頭で視聴して、ああこんなものか、と判断してほしくないところ。

本機はリケーブルでかなり化けます。

というかリケーブルを一緒に購入しないのであれば本機を購入する意味がないので、購入する際はメーカサイドから出ているリケーブルを一緒に購入する事をお勧めします。(SR9に最適のチューニングになっています)。

この価格帯でこの音質はちょっとあり得ませんね。ath-msr7の方ばかり注目されてますがこのまま埋もれてしまうのはあまりにももったない本機。数あるオーテクのヘッドホンの中でも出色の出来！

おそらくは半分の値段のmsr7とさほど違わないチープに見えるデザインがネックになっているのだと思います。イヤホンの金字塔である、ie800もse846も所有してますが今現在一番使用頻度が高いのがこのSR9です。

この2機種にもひけをとらないほどの超高解像度の音を是非体験してもらいたいですね。能率があまりよくないためアンプは必須です。

前提としてすでにノイズキャンセリングでないイヤホン・ヘッドホンでバランスケーブルセットのXBA-N3を所有していますが、外耳炎になりやすいのと家でヘッドホンを使いたいときがあるため、ヘッドホンがほしくなりました。当初はMDR-1AM2を買う予定でした。

【デザイン】

高級感はあるものの歩行時風の音を拾いやすい

【高音の音質】

この製品の特筆すべき点です。極めて解像度が高く左右の分離もいいです。金属質と言われるオーテクサウンドといえます。

MDR-1AM2を試聴したときは、全体的なバランスは良いものの、XBA-N3(MUC-M12NB1使用)と比べて高音の解像度は劣ると考えMDR-1AM2でない価格帯が近いヘッドホンを探していたところこの機種にたどり着きました。

高音がさらさらで解像度が高いので、ハイレゾの音楽ソフトでハイレゾに見あった能力を持つ歌い手の歌や、弦楽器の音やゲーム音楽(FM音源)が特に相性良いような気がします。

【低音の音質】

周りの音が多少多いときは少な目に感じることもありますが、バランス接続で十分な音量を取れます。

標準付属のケーブルでアンバランス接続でスマホやPCなど駆動力が微妙な機器に繋ぐと不足を感じました。

【フィット感】

MDR-1AM2に比べ多少ハードですが、長時間装着も可能です。

【外音遮断性】

結構周りの音が聞こえます。MDR-1AM2やMDR-1Aに比べかなり譲ります。周りの音を聞きたくないときはノイズキャンセリングヘッドホンを使いますので、敢えてメリハリがある方が良いでしょう。

【音漏れ防止】

外音遮断が控えめなのとエージングしていたときにそれなりに音が漏れたので★2が妥当だと思います。

【携帯性】

少し大きいですが携帯可能なハードケースがついています。ケーブルが収納でき便利です。

【総評】

ソニーストアでMDR-1AM2(キンバーケーブル含め)を試聴して満足いかなかったため価格コムのクチコミを参考にヨドバシで試聴したところこの機種が自分の使い方と音質が合うのではないかという結論に至りました。この機種のほかには、ソニーのMDR-Z7やゼンハイザーを検討しました。NW-ZX300と繋いでいますが、インピーダンスと駆動に必要なパワーが若干高いため、バランスリケーブルは必須です。純正で4.4mmと2.5mmのバランスケーブルがあるので忘れずに買いましょう。あとはNW-ZX300をハイゲインにして聞いています。