高音の質:50
中音の質:40
低音の質:50
細やかさ:50
迫力:45
音場:40
遮音性:30
音漏耐性:30
イヤーパッドにk612proに着いているスポンジを装着し、ケーブルを純正のリモコン付きケーブル【RMCH1-UNI】に変更して使用しています。
まず素の状態の440Aは、全体的にフラット気味ではあるもののやや中高域の主張が強く、ギターのディストーションやヴォーカルの高音域での「イ」の響きが強く張り出します。
分解能や解像度は良いものの、中高域に関してはこの張り出しがマスキングしてやや分離感に欠けるように感じました。
次にk612proのイヤーパッドの内側に着いているスポンジを装着した状態での音質ですが、スポンジがドライバー前面の反響を抑えているのか、前述した中高域の張り出しが落ち着きます。
高音域も少し弱まるものの、良い質感とバランスで鳴ってくれてます。
この状態だと分離感や音色の自然さが増し、素の状態と比較して比較的バランスの取れたサウンドになります。
次にリモコンケーブルですが、こちらの音質への影響はあまり感じませんでした。
もしかしたら少し立体感が出たかもしれませんが、プラセボかもしれません。
素の状態では多少癖があるサウンドですが、k612proのスポンジを装着することでほぼフラットな特性になります。
基本性能は素晴らしく良くできているので、工夫して遊ぶのも楽しいかもしれません。
コスパは高く、良いヘッドホンだと思います。
※k612pro用のスポンジですが、純正での取り扱いはされていないようで、サードパーティー製のものを使うこともできるかと思います。
ただしその場合の音質の変化はわかりませんのでご了承ください。