定番のDTM向けヘッドホン

結構前から売ってるよな…と思って調べてみたらリニューアル前は2013年発売なんですね。
DTM向けの定番ヘッドホンといった感じです。

定番すぎて逆にスルーしていましたがすごく普通で、すごくいい音です。
この普通さがDTMでは万能に活躍してくれて、ミドルクラスで一本で済ませようと思ったらこれでいいかもしれません。

特徴的なのはちょっと強めの低音と、密閉型の割に抜けの良い高音です。
そこそこ古いヘッドホンで、「DTM向け」「フラット」「新品販売中」「定番機種」なら選択肢のうちでも結構有力候補にあがるでしょう。
ですが、いつでも買える機種でもありますから、何を優先するかによって評価も変わってくるヘッドホンですね。

聴いたら底力の強い、間違いないヘッドホンなのですが。
リスニング用としても使えますし、万人におススメできる機種です。

SRH1840に似てるけど・・

SRH1840が好きですが、低音が物足りなく感じていた時にこの商品を試聴しました。確かに音は似ていてそれに低音が付加されていましたが、1840より好みではなかったです。1840の良さである繊細さが感じられませんでした。

高級密閉型モニターのド定番

ロングセラーの高級密閉型モニターヘッドフォンのド定番がこのSRH1540になります。もともとはモニターヘッドフォンなのですが、リスニング用としても非常に優秀で、厚みのある低音と圧倒的な音の情報量はリスニング用の高級ヘッドフォンやIEMと互角以上に戦える実力を備えています。同社のSrh1840ともまた違った魅力のある機種ですので、高級ヘッドフォンをお探しの方には是非こちらの機種もお聴き頂けたらと思います。

リファレンスとしてかなりいい

こちらリファレンスとしてかなり優秀かと思います！低域の膨らみもなかなか良いです。
長時間の着用でも疲れにくいと思います。

つけ心地の良さと原音の再現性が良い

つけ心地は軽く、側圧も強くないため長時間つけていても快適です。アルカンターラを使っていることもつけ心地の良さにつながっていると思います。
音についてはモニターヘッドホンとしての音作りがされており、原音忠実なバランスでありながらも人によっては少し低音があると感じると思いますが、それが迫力や音の締まりにつながっていると感じます。
ロックサウンドを聴くとノリが良くギターのピッキングやドラムのビートの解像がよく、リスニング向けとしてもとてもいいと思います。クラシック音楽、特にオーケストラの楽曲を聴くとモニターサウンドとして一つ一つの楽器を分析的に聴くこともできつつ、ホールの客席から聞くような少し俯瞰した音の見え方、残響の再現性からくる臨場感も楽しめます。残響の再現性、高音のヌケ感は密閉型ながら開放型にも負けないものがあると思います。密閉型の良さとして外の音が低減されることもあり、音作りが低音が多めなのもあるのか試聴でも締まりのある低音だと感じました。
個人的な好みとしては低音のバランスはちょうどいいと感じますが、ちゃんと主張はありながら他の音域を邪魔することなく、バンドサウンドの中でエレキベースがしっかり支えに徹していながらも主張があるのを感じ取れました。
モニターサウンドが欲しいけどリスニング用途のヘッドホンが欲しいという方にはおすすめです。