U9

視聴させて頂きました。

高音の表現力が素晴らしくてビックリしました。

バイオリンの独奏ではソリストの情感が伝わって来るような繊細さで思わず聴き入ってしまいました。

フルオケではもう少し低音の迫力が欲しい気もしましたが私の許容範囲内です。

ロックも良質音源なら邪魔にならない低音でOK。金物のアクセントが効いているので楽しいです。

実は、10万円Overの機種を中古で購入するために、候補を絞り込んで初めてお店に伺ったのですが、

この機種を視聴してしまったために迷いが出て購入を見送りました。イヤホンに12万出す勇気が欲しい(笑)

以下、AK70iiでの試聴です。

シリーズ全体を通してみると本機種はスッキリとした寒色系・広い音場・清涼感のある高音が特徴的です。

反面低音はやや控えめですが、必要十分は出ており、むやみに他音域をマスクしてしまうようなこともないため、音の分離の良さを保つ一要因になっています。

何よりも驚く点としては、このドライバー数ながら非常に軽量で、装着時に疲れや違和感を感じない点でしょうか。

ヘビーになりがちな多ドラ機種において、軽さは大きなアドバンテージだと思います。

以前春のヘッドフォン祭で試聴したのでレビューします

まず、1DDと8BAということでNCMのBellaを思い出した人もいると思います。値段もほとんど一緒なので。珍しい構成ですね。

DDとBAの音域の繋ぎ目が分からないようになってます。低音についてはそこまで埋まっていないように感じたのですが、他の方のレビューを見ても低音が足りないと言ってる方が多いです。いずれにせよ強くは無いですが、しっかりとベースの音も聞き取れます。それは解像度が高いから故のことかもしれないですね。中高音はニュートラルですね。解像度がとても高いのに立体的に感じられます。素晴らしいです。超高音はBA4機もあるのでキンキンとした音になり、ほかの音域を邪魔してしまうと思いきや、そこまでトゲトゲしい音ではないです。全体的にキラキラ、薄くしていった感じです。

多ドラなので解像度は高く、反応もとてもいいと思います。そこまでの脚色もなく、64audioのようにかなりプロに対してアプローチしているのかなと感じます。個人的にU9のチューニングは整っていて好きです。

軽くて私の小さめな耳にもフィットしました。

音は皆さんが言う通りに高音寄りです。低音はいらない！という人向けだと思いました。ただ、音色が素晴らしく、安価な高音よりイヤホンとはさすがに違います。