高音の質：45

中音の質：40

低音の質：50

細やかさ：40

迫力：40

音場：50

遮音性：30

音漏耐性：40

今までイヤホンに付き物と半ば諦めかけていた音の籠りから解放してくれたのがRE800Jです。

理想の音を求めイヤホンを幾度か買い替えましたが、重低音だけガンガン鳴るイヤホンや、高音域と中低音域がちぐはぐなイヤホンもありました。

RE800Jは高音域から中低音域まで調和がとれており、自然な響きです。

音場の広がりは、この小さなサイズにしては素晴らしいと思います。密閉感もほとんどなく、周囲の空間に溶け込みます。

上位機種にRE2000もあります。

高価なイヤホンは見た目がゴツいものが多いですが、RE800Jの小さなサイズ感が気に入っています。

補足）

リケーブルしています。ORB/Glorious force MMCX 3.5φL

DAPはソニーNW-A55です。

高音の質：45

中音の質：40

低音の質：40

細やかさ：40

迫力：40

音場：35

遮音性：35

音漏耐性：35

中々、耳に合わせるイヤーピースには悩みましたが、全体的にメリハリのある音を出してくれます。バラードも鳴らしてくれますが、アップテンポの曲の方が響きが良く音楽を楽しませてくれます。インピーダンスが高いせいか、他のイヤホンに比べると音量を上げないと音が出にくいですが、特に欠点というわけではないです。

高音の質：50

中音の質：50

低音の質：45

細やかさ：45

迫力：40

音場：50

遮音性：30

音漏耐性：30

トポロジーダイアフラムの効果は凄いですね。低域から高域までカラリとドライで明るい元気の良い音です。

全域のバランスが良く、中高域の伸びやかで切れの良い印象が強いですが、低域はタイトで量感と沈み込むような深さも持ち合わせています。

そして音の広がりや抜け感もとても良く、篭もりは一切感じさせません。それでいてボーカル等の低域もバッチリ決まっています。そして、小型で軽く扱いやすいのが最大の利点かもしれません。

注意しなくては行けないのがmmcxの端子がとても硬く、取り外すのが大変です。一度ケーブルを引っ掛けてしまった時にハウジングの方が割れてしまいました。即座にメーカーが対応してくれたので助かりました。

高音の質：50

中音の質：45

低音の質：50

細やかさ：50

迫力：50

音場：50

遮音性：50

音漏耐性：50

他のイヤホンと比べ少し音量が取りづらく鳴らしづらいです。

FinalのEシリーズほどではありませんが、あまりパワーのない再生機器を使う場合は注意が必要かと思われます。

一番の魅力はこのサイズ感だと思います。

軽くて小さくて、耳掛けしなくてもサッと付け外しできる手軽さがあります。

私の耳だとイヤーピースはRHAのダブルフランジで、飛び跳ねたくらいでは外れない程度に固定されました。

付属ケーブルは音と見た目はいいと思いますがちょっと質感がゴムっぽく弾力が気になるのと、約140cmと長いのでリケーブルしました。

せっかく本体が軽いの、ケーブルも細くて軽いものをと思いましたので、Finalのものに変えました。相性はいいと思います。

このイヤホンの特徴か個体差か、mmcxの取り外しがケーブル次第では非常に硬いため、店頭での試リケーブルはしづらいです...。

音の傾向は

高音：天井は感じさせないすっきり伸びる音です。曲によっては刺さりかけるくらいな音を出すので、「かける」でもだめだという方は注意が必要です。

低音：締まっています。重低音もはっきり鳴っています。バスドラムやベースの深い音もはっきり聞こえます。

ボーカル：普通です。前に出過ぎず、引っ込みもせず、ボーカルに魅力！というわけでもない感じです。

全体的に音の輪郭がはっきり捉えやすい音がします。

どちらかといえば高音についての評価が先にくるイヤホンかと思われますが、私の環境は高音よりも低音に意識が向かうくらいには厚みのある低音が鳴りますので、低音が少ない方がいいという方は注意が必要です。

締まった音ですが全体的にはスッキリ聴きやすい音というよりも元気でパワーのある音だと思います。

高音の質：45

中音の質：45

低音の質：45

細やかさ：45

迫力：40

音場：45

遮音性：40

音漏耐性：45

私がなぜイヤホンを使うのかを改めて考えてみると、①気軽に軽く装着できること、②屋外で外音を遮断しつつ音漏れを気にせずに音楽を楽しむこと。この２つだと再認識しました。RE800Jはこの２点を満たしつつ、バランスの良いハイレベルな音とリケーブル可能という、ハイエンドイヤホンに求められる要件も満たしたある種理想的なイヤホンだと思えます。

DDならではの安定感と広い音場をもち、Voは近すぎず遠すぎずという絶妙な距離感。高域は自然な伸びがあり、低音は適度な量感を持ちつつタイトに鳴ります。全体的にナチュラルかつ解像感が高く、繊細さとダイナミックさ、高域と低域、スピード感と穏やかさという相反する要素を絶妙に併せ持った万能型。少し物足りなく感じる部分は時折あるものの粗もなく、あらゆる部分で85点程度がつけられるバランスの良い仕上りだと感じます。

付属のケーブルは柔らかくタッチノイズも気にならないため非常に扱いやすく、小型軽量で収まりの良い本体とも相まって積極的に持ち出したくなるところがこのイヤホンが良いところ。気軽にさでサッと耳に装着し音楽を楽しむ、というイヤホンである理由を体現しつつ、ジャンルを問わない高音質を享受できる”イヤホンとしての完成度”の高さがこの機種ならではの魅力です。