Jazz-Major7’13

ウッドをベースに作られていて、高級感があります。
本体からのケーブルの逃がし方が独特で、ケーブルに負荷がかかりにくい構造を採用しています。
JAZZ用にチューニングされている影響か、中低域の重心を低くしようとする意図を感じます。
また、音に重みを持たせるために、音場を中心に寄せて密度感を出しているように聴こえます。
個人的にはもう少し抜けの良い音の方が、キレイに聴こえるかと思います。音の余韻をかなり残す様な響き方が印象深いです。
他2機種と比較して、やはり音が抜け切らない印象がありました。
JAZZの音源ですが、実はクラシックのモデルの方が気持ちよく聴けました。

日本初上陸となるCHORD&MAJORから、ジャズ向けにチューニングが施された「Major7'13」。
ジャズ特有のライブハウスの空気感、ゆったりと流れる時間、奏者の阿吽の呼吸の再現する為に、
それに特化したチューニングが施されています。音のバランスは全体を包み込む柔らかい低音が特徴的。
あえて高音を特定帯域からすっぱりと落とす事により、どことなく薄暗く、ムーディーな雰囲気を演出しています。
ウッドベースの弦の響きや、ハスキーなボーカルが特に映えますね。
ただ、ニアーな音像も含め、ジャンルによって合う合わないがはっきりするのが難点。
複数のイヤホンを使い分けされている方は十分お楽しみ頂けると思います。