高音の質：45

中音の質：40

低音の質：35

細やかさ：40

迫力：35

音場：40

遮音性：45

音漏耐性：40

ポータブル・オーディオの世界は、相変わらず活況が続いているようですね。業界の動向というか、日々リリースされる新作群が、どうにもこうにも気になっている状況です。そんな中で特に気になるのは、やはりイヤホンやIEM。よくこれだけアイデアが尽きないものだと感心するばかりですが、多様な作品が無尽蔵に出てくるような印象すらあります。

これは発売直後に入手したもので、個人的に増加していく一方のカナル型イヤホンの中でも、普段使いとしての使用頻度が高くなっている一つです。ドライバーはシングルBA方式。インピーダンスは22Ωと低く、スマホでも充分出力を得られる仕様。ケーブルはツイストになっており、タッチノイズは気にならないレベル。但しケーブル自体はやや長いので、その辺りは使い方や好みに影響するのでしょうか。イヤーピースについては、英国Crystaline AudioのCrystal Tipsを合わせています。

音質はER-4S直系といいますか、シングルならではの解像度を誇る中高域と、意外にも粘る低域が同居。低音は60Hz前後までしか響いてはきませんが、それなりに量感もあり、シングルBAとしては充分。ポタアンを経由させて聴けば、音場が豊かに広がってゆき、これは実は相当に考えられた音作り（チューン）なのだと感じさせられます。

シングルBAについては、音の響きが特殊ですので、好き嫌いがはっきり分かれるような方式かと思います。マルチBAが全盛であっても、異彩を放つと言いますか、エティモやFinal社のように、この方式に徹底的なこだわりを持ち、多くの商品を作られているような会社もありますので、それだけに素人には分からない、大変に奥深い魅力がそこにあるのかと思います。実際に製品化されているシングルBAの商品群を見ても、形も音も特徴のあるものばかりです。ヴォーカルを重視する人間にとっては、これは素晴らしく魅力的な音世界であり、シングルBAだけは、何個イヤホンを持っていても所有欲が湧いてきます。

Jazzの定番ですが、Milesのミュート・ペットが最高の作品「Someday My Prince Will Come」。これがEN120にはよく合いますね。""Drad Dog"では背景がそれほどざわつかず、ブラシとピアノの間を、ペットやサックスが表情豊かに鳴り響きます。トランペットの音がひたすらに近く生々しい限り。重厚感のあるダイナミック式イヤホンで聴くのもまた格別ですが、精緻なBAにおいても活きてくる、実に素晴らしい音源。

R&BではJoeの定番中の定番「All That I Am」。EN120で聴く"The Love…

高音の質：45

中音の質：45

低音の質：40

細やかさ：45

迫力：35

音場：40

遮音性：40

音漏耐性：40

オリジナルBAイヤホンでこの値段。恐るべきコスパ。高音の美しさが特徴で全体的に明瞭でクリアなサウンド。

今回レビューを今更書いたのは七福神商事で自社改造され有料リモデリングサービスが開始されたからです。レビューもリモデリング後の物です。購入したEN120を七福神商事へ送って改造してもらうシステム。本体のみの場合は15000円程。ハウジングがユニバーサルIEMへ変更。ケーブルは耳掛け、MMCX化。それに伴い装着感が向上しイヤホンのズレが無くなり安定したベストなサウンドが確保出来る様になり外出にも使いやすくなった。

サウンド自体は従来の物より少し低音が持ち上がり気持ちの良いサウンドに。製品名はEN120改だそうです。

何よりリモデリングサービスというのが楽しい。が結果総額が2万円超えという事でEN120最大の売りであるコスパの良さが揺らぐのが欠点。

高音の質：45

中音の質：40

低音の質：40

細やかさ：40

迫力：45

音場：40

遮音性：40

音漏耐性：40

このイヤホンを買ってから、別の高めのイヤホンを視聴した時、値段の差を感じられませんでした。

とても迫力がある音だと思います。

初めてイヤーピースを交換して変化を楽しむことが出来た、思い出の一つです。

長く使っていると、ツイストケーブルが少し変にツイストしました。

まあ、気にするほどでもないので、長く使おうと思います。

高音の質：50

中音の質：50

低音の質：40

細やかさ：50

迫力：45

音場：45

遮音性：50

音漏耐性：50

当方、コウオンのプレニュー２で本機を使用しております。以前は、ウェストンUMPRO５０やキャンプファイヤーオーディオのアンドロメダを愛用していました。本機は、音質・装着感・見た目・ケーブル取り回し全てが高レベルでパッケージ以外は本当に約５０００円で良いの？といった印象です。➀音質：上記２機種と比較してもそれほど遜色なく，高解像度・繊細でBA機らしい音質。ボーカルが近い。超高音域は少し刺さるが，５０時間程度のエージングで割とよくなりました。➁装着感：イヤピースをファイナルのEタイプで最高フィットで，交換用イヤピも確保可。➂見た目：本体やプラグがステンレス素材でケーブルもかっこいい。➃ケーブルの取り回し：イヤモニレベルの高品質なクロスケーブルが使われている。

以上，このイヤホンは値段だけでなく全てが高レベルで最高です。2.5mm４極バランスに改造を試してみたくなる位です（安いので失敗してもいいかも）

高音の質：45

中音の質：45

低音の質：40

細やかさ：45

迫力：40

音場：40

遮音性：40

音漏耐性：40

低価格帯でまずBA型を実現していること、決して妥協することのない音作りです！

試聴会で代理店の方のお話を伺ったことがありますが製作に2年以上、ユーザーの意見を取り入れて完成した意欲作です。

肝心の音はとにかく中高域の繊細さに感動します！

スネアドラムの弾けるような瑞々しさやハイハットの小気味よい音はBA型ならではでしょう。

ボーカルも非常にクリアで心地よい鳴り方です。

よく低域不足と聞きますが、個人的にはこのくらいの方がバランスが良いと思います。

BAドライバー複数機でもこの機種より低域が弱い機種もたくさんありますので、決してEN120が劣っているわけではないと思います！

イヤーピースのチョイスでまた微調整もできるので、このあたりは好みを見つける楽しさもありますね！

入門機には絶対名乗りを上げる名機であることは間違いありません！

必聴の一台です！