高音の質:35
中音の質:35
低音の質:25
細やかさ:45
迫力:35
音場:35
遮音性:30
音漏耐性:35
【主に、同じQCC5121チップ搭載のLibratone track air+と比較したファーストインプレッション】
・外音取り込みが非常に優れており、明瞭さや実用性ともに現状最も優秀な外音取り込み機能を持つとされるairpods proに匹敵する。外音取り込み機能はamps air+に軍配。
・ケースはプラだが、金属メッキがあり見た目は高級感がややあるし軽量。ヒンジの脆さはやや心配か。ケースの質感はamps air+に軍配。
・イヤホンの素のチューニングはあまり良くなく、ボーカルが引っ込み気味で楽器のほうもやや耳に刺さるし低音もやや足りない。ただし、SonyウォークマンのClearaudio+で再生すると劇的に変化し、音場が広がりややwarmな、解像度の高さを生かした音質になる。素の音質やチューニングとしてはtrack air+に軍配。Amps air+そのものにはスマホアプリはないようなので、自身でClearaudio+などのイコライザー機能を導入できる人向けか。
・ANCは効くが比較的弱い。強さや実用性はtrack air+の方がかなり優れている。
・イヤホン単体がやや大きめな割にステムが短く、装着感がよくない。それ故に「落ちやすい」という意見があるのだろうか。装着感はtrack air+に軍配。
・タップ精度がやや甘く、特に左をトリプルタップするとANCオンオフや外音取り込みするのだが、指の腹でうまくタップしないとうまくいかない。タップ性能はtrack air+に軍配。
【総評】
優秀な外音取り込み機能を持ち、音の解像度は高いが、チューニングやタップ精度などの作り込みが甘い部が目立つのが残念。TWSイヤホン初心者にはハードルが高いと感じたが、ウォークマンやスマホのイコライザー機能で操作したりイヤーピース換装したりと色々自分で工夫しても良い人はQCC5121チップを生かした解像度の高いANC+外音取込イヤホンとして活用できるかもしれない。スマホアプリ導入やQi充電などの今後の新たな機能導入にも期待したいところ。