・デザイン
開封時に目に入ったケースが平たくサラサラしているのが見えて河原の小石?と思わせるようなデザインに好印象でした。ピアノブラックのような艶々としたブラックに一瞬傾きましたがホワイトは上品なピュアホワイトにケースサイドが落ち着きのあるゴールドの差し色で所有欲を満たしてくれます。そして開けてさらに驚いたのは筐体も同色、同じ優しい金の差し色で統一感を感じました。ここ最近のTWS(特に国産)ではデザイン性の高さが高ポイントです。
・音
高音質だけならハイコスパのC国産製も含めて他にもたくさんありますがサウンドカラーとしてみれば筐体デザインそのままに彩りのある澄んだ中高域に量感十分でキレのある低域とジャンルや楽曲の不得意も無く、また聴き疲れもしない音に満足です。
・フィット感
装着してみてからパーソナライズをしたら2、3回繰り返しても失敗するのでもしやイヤーピースが合わないかも、と色々試したら結局ノズル長がロングタイプのLに落ち着きました。個人的にはショートタイプで極力圧迫感を減らしたかったのですが装着して2時間は違和感も感じなかったので不満点には数えません。
・遮音性
予備知識としてそんなに強力なANCではないと納得済みでしたがイヤーピースを適正なものにしてパーソナライズとANCのオプティマイズを選択したら少しうるさめのエアコンを含む生活音はスッと消えました。
もちろん、交通機関利用の際はBOSEの出番ですので普段使いとしては十分です。
・携帯性
決して最近流行りの小型の部類ではないと思いますが、カバーを付ける気にもならないチープなものより大切したいと思えるものをまずズボンや胸ポケットに雑に入れることはまずありませんので不満はかんじません。
・総評
他にTechnicsやJBLも所有していますがどうにも得意不得意がはっきりしていと日頃感じていたので何かと出番の多いのは意外とバランスが良く音楽視聴も動画視聴もいけるBOSE QC ULTRA gen2かULTRA Openばかりでした。
それでももう少し中低域がスッキリ聴けるものはないかと考えていたところこのTWSを知りました。専門店の告知動画ではベタ褒めなのに殆どのYouTuberもレビューをしない上に気がつくとオーテク製品を使用したことがなかったのでかなり悩みましたがデザインに一目惚れしたのとフラッグシップである以上試す価値はあるだろうと見切りで購入に至った次第です。
結果3万以上の価格に十分見合った製品だと満足しています。
深紫外線による除菌システムのみならず耳のパーソナライズや音量調整のステップ数、タッチセンサーと物理ボタンの合わせ技によるキーアサイン等々。
私個人としてはなんちゃって空間オーディオやほぼ使わないトランスミッター機能、Spotifyクイックアクセスなどの不要な多機能モデルよりTWS本来の使用に関する”あればいいな”が詰まっている本作の方が痒いところに手が届く魅力満載モデルでした。
結論、このデザインならこの音かな?の期待を裏切らない統一感は一軍入りです。