HSX1001 Jin -迅- は、完全ワイヤレスながら“スピード感・分離・解像度”を重視した設計が際立つモデルでした。

一般的なTWSの柔らかい音ではなく、スタジオモニター寄りの引き締まったキャラクターが特徴で、

ロック・メタルのような速い帯域分離を必要とするジャンルと相性が非常に良い印象です。

高域はシャープで粒立ちが良く、細かなシンバルやアタックのニュアンスがしっかり聴き取れます。

刺さるほどではないものの鮮明で、音場の見通しを大きく助けてくれるタイプ。

中高域はクリアで、ギターのリフやボーカルの子音が明瞭。

複雑な編成でも音が潰れにくく、スピードの速い曲ほど“Jin”の個性が生きる印象です。

中域はスッキリと整理されており、楽器とボーカルの距離感が分かりやすい。

重心を下に寄せないため、前後のレイヤー感が分離良く表現されます。

低域は量感控えめでタイト。

派手に鳴らすタイプではなく、スピードを損なわない範囲で的確に沈み込みを描く方向。

過度に重くならないので、長時間でも疲れにくいバランスです。

ワイヤレスとしては驚くほど分離が良く、

「曖昧な膨らみがなく情報量がしっかり届く音」

を求める人に強く刺さるモデルだと感じました。

アコチュンらしい綺麗な高音にアルミチャンバーで低音も良し

若干低音の量感に物足りなさはあるけど情報量は充分

より低音を楽しみたければC:03もオススメ

キレも増してアップテンポな曲やリズム隊の音が楽しくなります

付属のバランスケーブルも良好でC:01をそちらで聴くとM:01より低音の量感が増します

外音取り込みは割と好みが分かれそう

マイクの集音性が高いのか遠くの音が近く聞こえてやや耳に障ります

が、必要な音が聞こえないよりは良いのかな

アクティブノイキャンはないけどパッシブでも充分な遮音性はあるので個人的には問題なしです

見た目の無骨さからは想像できないですが、ギミック満載の本機。

チャンバーの変更により音質の変化を楽しめます。

現在3種類ほどチャンバーがありますがそれぞれキャラクターが違っていてカスタマイズのしがいがあります。

また、モジュールを有線に変更もできるので、使わないチャンバーを有線化することもできて、無駄がありません。

ここまで絶賛していますが、音質特化イヤホンの弊害かワイヤレスイヤホンとしての機能は最低限です。

ノイキャンも無い、外音取り込みも無い、ただ音質は最高。

そんのストロングスタイルがある意味で本機の魅力かと。

高音の質：50

中音の質：50

低音の質：50

細やかさ：50

迫力：50

音場：50

遮音性：50

音漏耐性：45

今後登場するモジュールのベースとなる製品なので興味のある方は購入しておいて損はないと思います。

金属筐体の質感と音質の満足度は高いですが、専用アプリの機能が乏しく操作性においては難があります。

アップデートで改善されることを期待したいです。

高音の質：50

中音の質：45

低音の質：45

細やかさ：45

迫力：40

音場：45

遮音性：40

音漏耐性：50

はっきり言います。ノイキャン、外音の質～というマルチな利便性を考える人は絶対オススメしません。

外音取り込みも付いてますがほぼ付いてるだけと行って良いほどの出来です。この製品はほぼ出音の質のみフォーカスされています。

レビューを書いている現時点ではアプリの方もカスタムEQもないので、メーカーチューンサウンドのみの使用となります。

Acoustuneのサブブランドとしてワイヤレス部門を持ってるANIMAのプラットフォームを使うことは否定はしないのですが、

本製品も価格が価格なのでそれ相応の多方面の作り込みが要求されてしまうのはあるかなぁとも思います。

充電ケース等の作りは非常に良く、所有欲が非常に高まる内容となってます。ケースからイヤホン本体を取り出すのも全然苦になりません。

ただケースポーチ等は付属していないので別途用意したくなります…ｗ

サウンドに関しては高域は伸びやかで緻密、細やかな音まで拾って表現してくれます。

ボーカルも綺麗に表現してくれます。低域も量感はほどよく塊として聞こえてくるかなと思います。

クール目なサウンドで、人によっては聴き疲れをしたり高音の主張が強いと感じるかも知れません。

音場は気持ち広めに感じる程度です。

スピード感のある楽曲などに結構合ってる印象を持ちました。

イヤーピースの選定で割と装着感等も変わってくるので色々試してみるのもアリだと思います（当方SednaEarfit XelasticⅡ

自環境においては、LDAC接続では大体連続再生時間は10時間付近、AptX Adaptiveでは？時間ほどになります。

ケースも二回はフル充電できる様子なので、ケース込みでイヤホンともに満充電だと30時間以上は使えるかなと思います。

当方の地方では混雑しても知れてるので混雑時のBluetooth混線による音の途切れ等は不明なところがあります。

Acoustuneは初めて購入したのですが、ほぼコンセプト買いです。

モジュール変更にてバッテリー損耗等に対応、気分によってチャンバー変更したりまだまだワクワクすることが続く気がします。

気に入っても様々な物理限界と供給が無くては愛用機を捨ててしまうことになってしまいます、

この子だったらどうなるかな～というのが今後楽しみです。