高音の質:50
中音の質:50
低音の質:45
細やかさ:45
迫力:45
音場:50
遮音性:50
音漏耐性:50
格好から入るタイプで、まず見た目が気に入らなければ試聴すらする気が起きません。
中華は高額なものでもヤン車みたいなデザインのものが多くてなかなか好みに合うものがないのですが、このPERFOMERシリーズはまず見た目で合格。漆塗りのような黒の筐体と鉱物を含んだ石材のような深みのあるフェイスプレートの組み合わせは煌びやかかつ上品な高級感があり、スーツにも合わせられそうです。
いや、買う気はないんですが…
縞模様のP8よりもP5の方が好きかも、2.5万近く差があるし3万円台ならまともな音が出るだろう、もうあんまりイヤホンに金かけたくないし8ドラって音がガチャつくでしょ、ハイブリッドの理想型は4+1だって言うし、もし買うならP5だな…
などと考えながらP5試聴機を手持ちのBTRに接続。
ふむふむいいじゃないか。これなら買ってもいいかな。
続けて隣のP8に移動。
……あ、やばい…聴くんじゃなかった。
P5よりも圧倒的にクリアで低域のキレと量感もUP、すごく好きな音です。8発のドライバーが全帯域を無理なく鳴らしている印象で欠点が見当たらない。この価格帯とは思えない出来の良さで、複数のレビュアーの方々が言っている「予算が許すなら P8を買うべき」というのは全くその通りだと思いました。
…たしかにそうだ。でももうイヤホンに5万とか10万とか使わないと心に決めた私にはその予算とやらが許さない。でももう耳がP5には戻れないと言っている。どうしよう。
と思いながら中古売場へ。P8が中古で出ているのはほとんど見た事がないのですが…。1台だけありました。
しかし…さすが人気モデル決してお安くはない。そして3.5mmか。バランスケーブル買う事考えたら某通販で4.4mmモデル買うのとあまり変わらないぞ…。
既にケースから出してもらって試聴中。手持ちのイヤピとケーブルに付け替えて幸せな音に包まれていると、もはやP5という選択肢は完全に消え去り「どうすればP8を買えるか」という思考で頭が支配されています。
…この銅線をこいつに付けてあいつの錫メッキをこっちのこいつに使えばケーブル代はかからないぞ。…いや、こっちの2pinは掘り込みだからこいつはあっちの銀線で高域オバケにして、あいつは家にある適当なケーブルにして…。
いつのまにかケーブルのやりくりができれば買っていい事になっています。
あとweb会員のポイントを使えば…大丈夫!(なにが?)買う!これください!
ついにP8の誘惑に敗北。惚れた音の前では人間の意思は本当に無力だと思い知らされました。
ちなみにスーツに合うと思ったのですが…
うん、確かにすごく似合うのですが、似合いすぎてやりすぎ感というか…スーツ+銅線って結構嫌味ったらしくなりますね。通勤にはちょっと厳しい。ケーブルが黒ければだいぶ落ち着くと思うけど…でも、なんだか見慣れてきたのでこのままで通勤します。(50代男性)