Supernova MKII MMCX-4.4mm 【BEA-4901】

試聴環境はHS1670SSをZX300に直差しです。Police（Sting）、DavidBowie、三枝成彰などで視聴を行いました。

HS1670SS付属の日本ディックス製のシルバーコートケーブルとの相性が非常に高く、なかなかピーキーな特性を持つヘッドホンなので、基本的にDAP単体で鳴らせますが使用するケーブルを選ぶタイプの機種です。前々から思っていたのですが、この機種は音作りがいい意味で派手なこともあって、ケーブルの線材で傾向をつかみにくいです。そのため、相性のいいケーブルを探すには様々なメーカーの製品をとっかえひっかえするしか方法がありません。先日eイヤホン秋葉原に置いてある（ショーケースに入ってるものと8万を超えるものを除く）MMCXto4.4mm5極を全て試しました。そのなかで「お！？」と思えた物をレビューしていこうと思います。

前置きが長くなりました。

この、Supernovaかなり前からSE846の鉄板ケーブルとして知られていますが、モニター調のイヤホンで聴くとその特徴を堪能できるかと思います。HS1670で試したところ、なんだか変に低音が緩んでしまい、高音もものによっては刺さるようになってしまったのであまりよい印象は受けませんでした。しかしながら、手持ちのES60で試してみたところ、良い感じに変化を感じることが出来ました。Beat Audioの他のケーブルに比べると変化の幅は少ないほうだとは思いますが気持ち空間表現は横方向に広く、低音の量感が増えてより引き締まった音になります。同じ銀メッキ銅素材を採用しているALO Audio Silver Litz などと傾向の違いを聴き比べてみると面白いと思います。Nbunagaのケーブルのように固めなので、人によっては取り回しが悪く感じてしまうかもしれません。特別大きな音質の違いは感じられませんが、スパイス程度に音に味付けをしたい人にはおススメできるケーブルです。

中高音寄りだが、低音が弱い訳では無いと思う。生楽器が良い印象。ドラムはシンバル、12より小径のタム、スネアはスッキリ。アコギも艶よく聴こえると思う。でも金管楽器は？（あくまで個人的意見）

価格を考えると、いい商品だと思います。満足しています。

ガツンとキレのある低音に、伸びやかな高音が特徴のケーブルです。

ケーブルに癖が付きやすいのが難点です。

beat audioのsupernovaはmk2ではない無印の頃からse846と組み合わせて使っている人が多かったように思います。実際相性は良く、適度な張りを持った低音と、余裕を感じさせる広がりのある中高音が織り成すハーモニーは絶品です。

ただし、一般的なイヤホンのケーブルを想像して現物を見ずに購入すると後悔するかも知れません。本ケーブルは太く、硬いです。気軽に普段使いするには少しかさばります。それでもいいから音質最優先、もしくは家でゆっくり聴くから取り回しは度外視という人は1度聴いてみる価値ありです。

RAIPENTAと組み合わせて使用しています。

ケーブル沼に浸かった後取り回しを優先するようになりましたが、この製品は分岐部の重さもなく全体で軽量になっておりタッチノイズもほぼなく使用感抜群です。

音質等については他レビューをご参考ください。