SU-ARX01BT

同社製とも言えるmmcxイヤホンをBluetooth化する為に購入しました。

首にかけるバンドは予想以上に軽いですし、

布巻きのケーブルも取り回しが良く、耳掛けでもそうでなくとも使いやすい絶妙な長さも魅力的です。耳掛け部分にワイヤーもありませんし。

そして音もある程度よく、K2テクノロジーの効果(による音の違い)は感じられます。

実際良くなっているかは未熟な私にはわかりません。

何気に良いところばかりかと思われますが、ある点が全てを覆します。

それは“音切れが酷い”ことです。

私はBluetoothを通勤で利用しているのですが、駅のホームで異常な程音切れします。

曲がブツブツ途切れていては曲ではありません。もはや曲すらもノイズに成り下がります。

これではどれだけ音が良くとも、曲が聴けないのであれば利用する意味が無いでしょう。

私はこの音切れに耐えらず、買って2日で使用を止めてしまいました。

Bluetoothにとって劣悪な環境下において利用していたため、途切れるのは致し方無いことなのでしょう。

Bluetoothの運用は難しいですね。

帯域が混雑しやすい場所で利用される方はご注意を。

自宅であれば途切れることはありませんので、Bluetoothを自宅で利用する方にはおすすめできると思います。

お手軽な価格で販売されているワイヤレスケーブルFiiO RC-BTと比較しつつレビューします。

SU-ARX01BT、RC-BTともにコーデックはaptX、AACに対応しておりスペック上は同等の性能です。

使用したイヤホンはJVC HA-FX1100、接続した機器はiPhone8とSHANLING M3sです。

・音質

音質に関してはSU-ARX01BTのほうが優れています。RC-BTに比べてSU-ARX01BTは音場が広く感じられ、HA-FX1100との相性が抜群です。K2テクノロジーをオンにすると解像度が上がり、さらに音場が広くなったように感じられます。

ただし、他の人のレビューにもあるようにSU-ARX01BTではホワイトノイズが乗ります。RC-BTではホワイトノイズはほぼありません。私は外出時に使用しているためさほど気になりませんが、ここは人によって評価が分かれるポイントだと思います。

・機能性

SU-ARX01BT、RC-BTともにボタンで出来る操作はほぼ変わりません。

SU-ARX01BTで不満な点は、iPhoneと接続した際にイヤホンの音量ボタンがiPhoneの音量ボタンと連動することです。iPhoneの音量は一目盛の変動幅が大きいためちょうどいい音量に設定することが難しいです。この点においてはiPhoneと独立して音量が変えられるRC-BTが優れています。ちなみにM3sとの接続では音量は独立して変えられます。

またRT-BTはShure掛けを前提とした構造になっており、Shure掛けタイプでないHA-FX1100では今一つ耳への装着感がよくありませんでした。この点ではSU-ARX01BTが優れています。Shure掛けのイヤホンであればRC-BTのほうが装着感はよさそうです。

・総評

RC-BTと比較すると一長一短であり、決してワイヤレスリケーブルの決定版とは言い切れないSU-ARX01BT。しかし音質は間違いなくいいため、ワイヤレスを始めてみたいけど音質は妥協したくないという人には自信を持っておすすめできる製品です。

Amazonでの購入でしたが、個人的には結構満足のいく製品なのでレビュー。

ワイヤレスにしたいけど、それなりの値段のイヤホンを使ってましたから良い音で聞きたいと思いこの製品にしました。

音はイヤホン次第ですが結構パワーもあるので低音が痩せたりといったこともなく、K2のアップサンプリングも効いて聴き心地のいい音を出してくれます。

使いながら不満になるだろうことを挙げると

・ホワイトノイズが結構乗る

　ホワイトノイズは人混みで使うのが前提だったので音量を上げれば気になりません。

・プレイヤーとの接続の切り替えが面倒

　一対一でしか接続しないので、プレイヤーとスマホ両方使いたい人にはお勧めしません。音楽を決まったプレイヤーで聴きたい人にお勧めです。

・ボタン配置やコマンドが不親切

　基本的に音量位しか触らないですが、使いづらいです。

・本体が意外とかさ張る

　鞄の中に入れていると結構存在感があります。

私の場合ですが、既にMMCXの高級イヤホンを持っていて、通勤で良い音が聞きたいけどケーブルが邪魔で聴けなくて、アルバム単位で聴くので細かい操作は不要、といった感じでしたので、必要十分で満足いく製品でした。アップサンプリングとイヤホンが選べる点では完全分離型との差別化はできていると思います。