ヘッドホン好きなら一度は耳にしたことがあるであろう、ニューヨーク・ブルックリン発のオーディオブランド「GRADO(グラド)」。
1953年の創業以来、一貫して開放型ヘッドホンを中心に独自のサウンドを追求し続け、多くのオーディオファンを魅了してきました。
今回はそんなGRADOの現行ヘッドホンラインアップの中から、エントリーモデルの「SR60」からフラッグシップ機「GS3000」まで全7モデルを徹底比較。
デザインや素材の違いはもちろん、それぞれの音の個性やおすすめの音楽ジャンルまで詳しくご紹介します!
目次
GRADO(グラド)
ニューヨーク・ブルックリン の老舗オーディオブランド『GRADO(グラド)』
約70年にわたり手作業で高品質なヘッドホン、イヤホン、カートリッジを製造しています。
エンジニアであり、テノール歌手やヴァイオリン奏者としても活躍するジョン・グラド氏が作る「グラドサウンド」はe☆イヤホンでも愛好家の方が多い。
現在展開中のシリーズをご紹介!
✓ Classic シリーズ
・歴代名機の集大成
・新旧アイコンを一堂に再定義
★主力ライン・今回はこのシリーズをご紹介!
✓ Special Editions
・周年記念や特殊金属・ウッド素材など
・先進技術や限定コンセプトを凝縮
★プレミアムライン
✓ Statementシリーズ
・大型ウッド筐体とGクッション
・広大な空間表現を誇る
★フラッグシップライン
✓ Referenceシリーズ
・厳選されたウッドハウジング(木製筐体)
・有機的で艶がある
★ミドルハイライン
✓ Prestigeシリーズ
・コスパが良い
・爽快な「グラドサウンド」を楽しめる
★ベーシックラインライン
✓ Wirelessシリーズ
・製品は現行では「QW100X」のみ
★ワイヤレスライン
\ e☆イヤホンでチェック!/
本記事でご紹介する「Class シリーズ」7種類はこちら!
GS3000
GS1000
RS1
Hemp
SR325
SR80
SR60
デザイン・素材
デザイン


GS3000:
木目×金属(装着部)・しっとり質感
GS1000:
『GS3000』より色味が暗め・しっとり質感
RS1:
3種の木材が層になって重なっている
Hemp:
ギュッと圧縮された麻・独特な風合い
SR325:
ひんやりとした冷たい金属・シャープ感
SR80・SR60:
樹脂製・軽い・形状は『SR325』と同じ
本体仕様
↔︎ 横にスクロールできます
| 製品名 | GS3000 | GS1000 | RS1 | Hemp | SR325 | SR80 | SR60 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 商品画像 | ![]() |
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| タイプ | オーバーイヤー | オーバーイヤー | オーバーイヤー | オンイヤー | オンイヤー | オンイヤー | オンイヤー |
| イヤーパッド | G | G | L | F | F | F | S |
| ハウジング (チャンバー) |
ココボロ アルミニウム |
マホガニー | ココボロ ヘンプ メープル |
ヘンプウッド メープル |
アルミニウム | 軽量射出成形ハウジング (樹脂) |
軽量射出成形ハウジング (樹脂) |
| ヘッドバンド | シグネチャーゴールド | シグネチャーゴールド | シグネチャーゴールド | シグネチャーシルバー | シグネチャーシルバー | 標準 | 標準 |
| 商品ページ | こちら | こちら | こちら | こちら | こちら | こちら | こちら |
● ハウジング素材
・GS3000:ココボロ/アルミニウム
・GS1000:マホガニー
・RS1:ココボロ/ヘンプ/メープル
・Hemp:ヘンプウッド/メープル
・SR325:アルミニウム
・SR80・SR60:軽量射出成形ハウジング(樹脂)
グラドは筐体の素材に合わせてドライバーのチューニングも変えているので、個々にサウンドが違う、というのも聴きどころです。
『GS3000』は、 ウッドとメタルを組み合わせたハイブリッドになってるのも面白いですね。
『RS1』は、3種の素材が組み合わさったデザインで、外側から順に、ココボロ、ヘンプ、メープルです。
色味の違う層が重なっているのもかっこいいデザイン!
『Hemp』は、麻の繊維を圧縮して固めてあるので、他社を比較してもなかなかお目にかからない素材です。
● ヘッドバンド
・GS3000・GS1000・RS1:
シグネチャーゴールド
・Hemp・SR325:
シグネチャーシルバー
・SR80・SR60:
標準ヘッドバンド
〇 ヘッドバンドの仕様
ゴールド:幅広・金属ロッド
シルバー:より細いバンド
標準:簡素な分軽い
標準は、頭頂部のクッションが他のヘッドバンドより肉厚でした。
どれがいいというより、ヘッドホンに合わせてヘッドバンドも変えてるといった感じですね。
ちなみに、昔のハウジングは360度回転・ロッド部分の脱着ができましたが、現在のモデルではその機構は無くなって固定されました。
● イヤーパッド
・GS3000・GS1000:G
・RS1:L
・Hemp・SR325・SR80:F
・SR60:S
〇 イヤーパッドの直径(※はまちゃん調べ)
G:10.5cm L・F・S:7.8cm
イヤーパッドは全製品、スポンジみたいな質感 です。
【G・L】
・耳に対してすり鉢状のように反っている
・この2つは似た構造
【F・S】
・反らずに平面
・F:フラット
・S:オンイヤータイプ
これは装着感に影響してきそうですね。
ケーブル仕様
↔︎ 横にスクロールできます
● ケーブル
・GS3000:
シグネチャーゴールド
・GS1000・RS1・Hemp・SR325:
シグネチャーシルバー
・SR80・SR60:
ブロンズ
★ 全製品:ケーブル長1.7m、非着脱式
長さは1.7mです。少し長めなので、ポータブルにはちょっと向いてないかもしれませんね。
3種全て硬めの材質なんですが、細い方が取り回しがやはりいいですね。
また、グレードによって線材や芯数の差はあるものの詳細は非公開とされています。
装着感・フィット感
GS3000・GS1000(イヤーパッドG)
・かなり包まれる
・完全に耳を覆うくらいのサイズ感
・でも軽い
RS1(イヤーパッドL)
・感覚的にはオンイヤー
・便宜上、耳を多い隠す構造なのでオーバーイヤーに
・若干、包む感じもある
Hemp・SR325・SR80(イヤーパッドF)
・イヤーパッドLよりも、オンイヤー感が強い
・ここからオンイヤーという感じがする
SR60(イヤーパッドS)
・耳全部にクッションが当たる
・一番フィット感があり、心地よい
・フワフワしてる
音質
比較するとどう?
GS3000:
上品・生っぽい・柔らかい
GS1000:
広がりが豊か・やや低音が押し出す
RS1:
バランスいい・シャープ・濃すぎず軽い
Hemp:
大分元気でPOP・メリハリがあり楽しい
SR325:
バランスよく、全てにおいて中間
SR80:
POPさ・バランスの良さどちらもある
SR60:
コスパいい・入門機・低域を感じやすい
● 全モデルに共通した特徴
・柔らかくウォーミー
・より演出的なサウンド傾向
・美しい余韻
・低音の量感が出すぎない傾向
それぞれどんな音質?
| GS3000 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| 多い 普通 少ない |
|||||
| 低音 | 中低音 | 中音 | 中高音 | 高音 | |
|
近い
★
広い
|
|---|
|
クール
★
ウォーム
|
|
繊細
★
迫力
|
品があって生っぽさがある
低音は押し出すのではなく、必要な分を置いていく感じ
広くやわらか、これぞグラドといった感じ
| GS1000 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| 多い 普通 少ない |
|||||
| 低音 | 中低音 | 中音 | 中高音 | 高音 | |
|
近い
★
広い
|
|---|
|
クール
★
ウォーム
|
|
繊細
★
迫力
|
広がりが豊か、やや押し出し感がある
グラドの中では比較的ポップな鳴りの一面もある
GS3000よりも中高域に硬質な印象がある
| RS1 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| 多い 普通 少ない |
|||||
| 低音 | 中低音 | 中音 | 中高音 | 高音 | |
|
近い
★
広い
|
|---|
|
クール
★
ウォーム
|
|
繊細
★
迫力
|
広い聴き心地の中に重さも感じられてバランスが良い
シャープなエッジを残している
全体のバランスが良いが、濃すぎない軽い聴き心地もある
| Hemp | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| 多い 普通 少ない |
|||||
| 低音 | 中低音 | 中音 | 中高音 | 高音 | |
|
近い
★
広い
|
|---|
|
クール
★
ウォーム
|
|
繊細
★
迫力
|
ノリがいい、かなりポップな存在
ナチュラル系の中ではかなりビート寄り
ローハイのメリハリが元気で楽しく聴ける
| SR325 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| 多い 普通 少ない |
|||||
| 低音 | 中低音 | 中音 | 中高音 | 高音 | |
|
近い
★
広い
|
|---|
|
クール
★
ウォーム
|
|
繊細
★
迫力
|
広がり・解像度・音質のバランスなど中間を行く
ややウォーム、音の輪郭は強め
ローミッド、ハイミッドとアクセントが気持ちいい
| SR80 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| 多い 普通 少ない |
|||||
| 低音 | 中低音 | 中音 | 中高音 | 高音 | |
|
近い
★
広い
|
|---|
|
クール
★
ウォーム
|
|
繊細
★
迫力
|
ポップさもあるグラドといった感じ
バランス的には『SR325』に近い感覚
『SR325』よりはふわっとしていて、『SR60』よりはきりっとしている
| SR60 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| 多い 普通 少ない |
|||||
| 低音 | 中低音 | 中音 | 中高音 | 高音 | |
|
近い
★
広い
|
|---|
|
クール
★
ウォーム
|
|
繊細
★
迫力
|
総合的にコストパフォーマンスが高い、グラド入門に素晴らしい
やや高域は伸びきらないがそれがちょうどいい
中高域がおとなしく比較して低音が感じやすい
スペック
↔︎ 横にスクロールできます
| 製品名 | GS3000 | GS1000 | RS1 | Hemp | SR325 | SR80 | SR60 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 商品画像 | ![]() |
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![]() |
| 形式 | 開放型 | 開放型 | 開放型 | 開放型 | 開放型 | 開放型 | 開放型 |
| ドライバー |
52mm ダイナミック |
50mm ダイナミック |
50mm ダイナミック |
44mm ダイナミック |
44mm ダイナミック |
44mm ダイナミック |
44mm ダイナミック |
| 周波数特性 | 4 - 51kHz | 8 - 35kHz | 12 - 30kHz | 13 - 28kHz | 18 - 24kHz | 20 - 20kHz | 20 - 20kHz |
| インピーダンス | 38Ω | 38Ω | 38Ω | 38Ω | 38Ω | 38Ω | 38Ω |
| 感度 | 99.8dB | 99.8dB | 99.8dB | 98dB | 98dB | 98dB | 98dB |
| 商品ページ | こちら | こちら | こちら | こちら | こちら | こちら | こちら |
● 共通点
・開放型
・ダイナミックドライバー
・インピーダンス
↔︎ 横にスクロールできます
| 製品名 | GS3000 | GS1000 | RS1 | Hemp | SR325 | SR80 | SR60 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ドライバー | 52mm | 50mm | 50mm | 44mm | 44mm | 44mm | 44mm |
| ヘッドバンド | ゴールド | ゴールド | ゴールド | シルバー | シルバー | 標準 | 標準 |
| ケーブル | ゴールド | シルバー | シルバー | シルバー | シルバー | ブロンズ | ブロンズ |
ドライバーサイズは3パターンに分かれています。
ですが、『50mm以上のドライバーは、付属品がゴールドシリーズで固定なのか』と言われると、そういうことでもなく、他シリーズの付属品と組み合わさっているモデルもあります。
グレード差というのが、
・ドライバー
・ヘッドバンド
・ケーブル
の種類によって分かれているのがわかりますね。
それぞれこんなサウンドにおすすめ!
どんな音楽に合いそう?
GS3000:クラシックやライブ盤
壮大・空気が伝わるような音楽と◎
GS1000:クラシックやライブ盤
壮大・空気が伝わるような音楽と◎
RS1:ボーカル・ギターがくっきりした音楽
やや分析的(モニター)な要素がある
Hemp:ジャズ、アコースティックのアップテンポな曲
ノリがよく濃い、「SR60」にも近い
SR325:ロックバンドやポップス、歌モノ
ちょっと尖ってて輪郭がくっきり
SR80:ロックバンドやポップス、歌モノ
ちょっと尖ってて輪郭がくっきり
SR60:ジャズ、アコースティックのアップテンポな曲
ノリがよく使いやすい、厚みが魅力的
全体的には、「EDMの逆」が合いそう。
・アコースティックな余韻感があるもの
・ゆったりしたヒップホップ
・音に余白があるもの
だと、よりGRADOサウンドを楽しめると思いました。
はまちゃん的おすすめモデル!
個人的には『Hemp』が好きだと思ってたんですが、『SR60』が想像以上に好きで、久しぶりにびっくりしました!
耳あたりも、低音が好きな人なら『SR60』が一番気持ちいいかもしれないです。
▼ GRADO製品に合う、おすすめ楽曲はこちら!▼
『Shape Of You (cover)』 / 藤井風
『Virtual Insanity』 /Jamiroquai
(Lyrics in Japanese and English)
『Off The Wall』/ 石川紅奈
まとめ
イヤホン・ヘッドホン専門店「e☆イヤホン」 では、今回ご紹介した7種を含めた、GRADO製品を自由にお試しいただけます!
今回ご紹介した製品以外にも、多数のオーディオ製品を取り扱っていますので、ぜひお近くの店舗まで、お気軽にお越しください♪
▼ 今回ご紹介した製品一覧 ▼
▼ この記事の詳細を、動画からさらに詳しくチェック! ▼
【GRADO】Classic シリーズまとめ!7機種比較レビュー!開放型ヘッドホンの老舗ブランドはやっぱ良い






